現地時間６月５日、UEFAネーションズ・リーグの準決勝がポルト（ポルトガル）で行なわれ、地元ポルトガルが３-１でスイスを撃破。６月９日に開催されるファイナルに駒を進めた。

　開始３分、ポルトガルはいきなりピンチを招いたものの、ジェルダン・シャキリのシュートを守護神ルイ・パトリシオがセーブし、失点を許さない。

　すると25分、エースのクリスチアーノ・ロナウドがゴールまで約20メートルの位置から直接FKを叩き込み、先制に成功する。

　前半終了間際に再びスイスに決定機を作られるも、CFハリス・セフェロビッチが放ったシュートは、バーに救われる。
 

　後半に入るとスイスに押し込まれる時間が続き、53分には右SBのネウソン・セメドがスティーブン・ツバーを倒してPKを献上。これをリカルド・ロドリゲスにゴール右隅に決められ、同点に追い付かれる。

　だが、ポルトガルにはこの男がいる。88分にベルナルド・シウバのパスを受けたC・ロナウドがネットを揺らしてリードを奪うと、その２分後にもこの大エースが右足で鮮やかなダメ押し弾を叩き込んで試合を決めた。

　千両役者の活躍で勝利したポルトガルは、６月６日に行なわれるオランダ対イングランドの勝者と、初代王者を懸けてファイナルで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部