【U-20W杯|日本代表の通信簿】最高A評価は中盤のふたり。韓国戦で痛恨ミスの菅原は…

2019年06月06日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

ヤングジャパン21人の活躍度を5段階で評価

U-20ワールドカップで日本はベスト16に終わった。 (C) Getty Images

 U-20ワールドカップで日本代表の面々はどんなパフォーマンスを見せたのか。 グループステージ、韓国との決勝トーナメント1回戦の計4試合の活躍度を5段階(S、A、B、C、D)で評価してみた。
 
【GK】
1 若原智哉 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:5.5(フル出場・1失点)
メキシコ戦:6(フル出場・無失点)
イタリア戦:6.5(フル出場・無失点)
韓国戦:5.5(フル出場・1失点)
 GKというのは酷なもので、韓国戦の最後の失点がファンの頭には強く印象付けられたかもしれない。ただ、エクアドル戦のPKストップなど随所に見せたビッグセーブは見事だった。
 
 
12 茂木 秀 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:-
メキシコ戦:-
イタリア戦:-
韓国戦:―
 ワールドカップの舞台で、残念ながら出番はなかった。この悔しさは所属クラブのセレッソ大阪で晴らしてもらいたい。
 
21 鈴木彩艶 [評価]-
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:-
メキシコ戦:-
イタリア戦:-
韓国戦:―
 出場機会はなくても、若原の背中を見て少なからず刺激を受けたはずだ。世界大会の経験を機に、若き守護神のさらなる成長に期待したい。
【DF】
2 東 俊希 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:5.5(フル出場)
メキシコ戦:-
イタリア戦:5.5(フル出場)
韓国戦:―(途中出場)
 韓国戦でようやく得意の攻撃的ポジションで出場したが、あまりにも時間が短すぎた。左足のキックという特徴を「代表以外でもチームに戻ってしっかり結果につなげたい」。

3 小林友希 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:5.5(フル出場)
メキシコ戦:6(フル出場)
イタリア戦:5.5(フル出場)
韓国戦:5(フル出場)
 韓国戦でオ・セフンに競り負けて痛恨すぎる決勝ゴールを許してしまった。このワンプレーから「細かいところを突き詰めたスキのない選手になる」と。

4 瀬古歩夢 [評価]B
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:6(フル出場)
メキシコ戦:6(フル出場)
イタリア戦:―
韓国戦:5.5(フル出場)
 概ね素晴らしいディフェンスを見せていたが、韓国戦の後半はややエアバトルで負けていた。その経験は「この大会で学べた収穫」と前を向いた。
 
5 菅原由勢 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:6(フル出場)
メキシコ戦:6.5(フル出場)
イタリア戦:6(フル出場)
韓国戦:5(フル出場)
 韓国戦で「正直、これから一生頭から離れることのない」パスミスをして、失点に絡んだため大きくマイナス評価。ただ、グループステージのほぼパーフェクトなパフォーマンスはしっかりと称えたい。

15 鈴木冬一 [評価]C
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:―
メキシコ戦:6.5(フル出場)
イタリア戦:―(途中出場)
韓国戦:5(途中交代)
 韓国戦の後半、対峙したオム・ウォンサングに翻弄された。メキシコ戦ではディエゴ・ライネスを封じただけに、同じような守備を見せて欲しかった。
 
17 三國ケネディエブス [評価]D
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:-
メキシコ戦:-
イタリア戦:5(フル出場)
韓国戦:―
 イタリア戦でスタメンに抜擢されるも、危なっかしい守備でチャンスをフイにした。第3戦後は足の違和感による別メニュー調整で、不完全燃焼のままワールドカップを終えた。
 
19 喜田 陽 [評価]―
サッカーダイジェスト採点
エクアドル戦:-
メキシコ戦:-
イタリア戦:―
韓国戦:―
 フィールドプレーヤーで唯一の出番なしは相当に悔しいはずだ。その確かな能力を活かして、所属クラブのアビスパ福岡で奮起してもらいたい。

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