エスパニョールが乾貴士の獲得のためベティスにオファーか!? スペイン・メディアが報じる

2019年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

3人目の日本人選手獲得か?

スペインで3チームを渡り歩いた乾。青と白のシャツを纏うのか。(C) Getty Images

 新シーズン、乾貴士はスペインで4チーム目となる新たな所属先を求めることになりそうだ。スペイン・メディア『GOL degital』が報じている。

 2018-19シーズンは、3シーズンを過ごしたエイバルを離れてベティスに加入。だが、思ったような成績が残せず、アジアカップへの参加を挟み、シーズン後半はアラベスにレンタル移籍をした。

 そのアラベスでは12試合出場、2ゴールという成績を残したが、シーズン終盤に右足首を故障して終えている。

 同メディアによると、気になる乾の去就についてこう綴っている。

「レンタルは買取オプションの付いた契約だったものの、アラベスは監督が交代するため、新体制の構想に乾の居場所があるかは定かではなく、現時点では買取オプションを行使する予定はない。また、ベティスはキケ・セティエンの退任が発表されており、新監督の下で出番を得れられるかはわからないため、スペインで新しいチームを探すことになるだろう」

 そして新天地の第一候補となるのは、同じラ・リーガのエスパニョールだと続けた。

「エスパニョールは、近年アジアで最も優れたサッカー選手のひとりである中国人選手ウー・レイと、乾の組み合わせに大きな可能性を感じている。スポーツ面だけではなく、アジア市場開拓という意味でも後押しを受けることのできるコンビだからだ。すでにエスパニョールは、ベティスに乾獲得の打診をした」

 バルセロナを本拠地とするエスパニョールは、現在、中国企業『ラスター・グループ』のチェン・ヤンシェン氏が会長を務めており、今年1月には上海上港からウー・レイを獲得。その中国代表FWは、リーガで16試合に出場し、リーグ史上初の中国人スコアラーになるなど、3ゴール・2アシストと結果を残した。

 この活躍が中国内で大反響を呼んでことで、エスパニョールは本格的にアジア市場開拓に取り組む意向で、日本市場を切り拓くため、ヘタフェの柴崎岳、もしくは乾の獲得を目指しているという。

 エスパニョールにはかつて、元日本代表のMF中村俊輔やFW西澤明訓が在籍していたこともあり、日本人にも馴染みのあるクラブ。3人目のサムライ戦士の獲得があるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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