「香川も本田もいない」「サプライズに満ちている」スペイン紙はコパ・アメリカに挑む森保ジャパンをどう評価した?

2019年06月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

予想布陣は4-4-2、2トップは岡崎&前田に

国内での親善試合2試合を終えて、ブラジルに向かうことになる森保監督の胸中は……。 写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 6月14日からブラジルで開催されるコパ・アメリカ2019に参加する森保ジャパン。スペイン紙『MARCA』は、同大会の特集を組み、参加する各国代表チームの特徴と予想布陣を紹介している。

 カタールとともにゲストとして参加する日本代表については、「アジアカップで準優勝という記録を残し、数々のサプライズを内包している」とした。

「数年前に我々が知っていたような香川真司も、本田圭佑も、ヨーロッパで活躍する選手たちも多く居ない状態で、同大会の"台風の目"になりたいと考えているようだ。

 日本はエクアドル、ウルグアイ、チリと同じグループCに所属している。テクニカルなチームであり、客観的にはエクアドルとは同等、チリやウルグアイと比較すると、劣っているように思われている。指揮官の森保一は、今回のチームを2020年に行なわれる東京五輪への準備と位置づけており、貴重な競争の場となるはずだ」

 同紙の予想布陣は4-4-2で、GKに川島永嗣、DFは右から立田悠悟、冨安健洋、板倉滉、杉岡大暉。ボランチは柴崎岳と中山雄太のコンビで、左サイドハーフに中島翔哉、右サイドハーフには伊藤達哉。2トップは岡崎慎司と前田大然という組み合わせ。チームのスター候補選手としては、中島の名を挙げている。

 実績の少ない若い選手たちを、ブラジルの地でどうまとめ上げるのか。『MARCA』は森保監督の手腕に期待を寄せているようだ。

「森保はロシア・ワールドカップ後に新しい優秀な選手たちを迎え入れることに成功し、東京五輪のための基盤を整えている。アジアカップ準優勝は、彼が代表チームにとって価値がある人物だということを証明した。彼の手掛けるチームは伝統的な日本のスタイルよりも、理論に捉われない実用的なスタイルをどのように実現するかが見どころとなるだろう」

 森保ジャパンは6月5日にトリニダード・トバコ、9日にエルサルバドルとの親善試合を経て、ブラジルの地で17日にチリ、20日にウルグアイ、24日にエクアドルと対戦する。

 若手主体の森保ジャパンは大会の"台風の目"となることができるのか、海外メディアも注目しているといえそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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