【福岡】ファビオ・ペッキア監督の退任を発表。「アビスパスタイル」の実現も途上に…

2019年06月03日 サッカーダイジェスト編集部

「またどこかで会いましょう」

家庭の事情を理由に、急きょ退任が決まったペッキア監督。1-1で引き分けに終わった16節のホーム大宮戦が最後の指揮となった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト編集部)

 J2のアビスパ福岡は6月3日、ファビオ・ペッキア監督の退任を発表した。
 
 クラブ初のイタリア人監督として注目を集め、組織的かつ攻撃的な「アビスパスタイル」の表現に向け、トレーニングと試合を重ねてきたペッキア監督だったが、家庭の事情を理由に退任の意志が固く、クラブ側はこれを受理することになった。
 
 ペッキア監督はクラブを通じて、以下のようにコメントしている。
 
「残念ながら、私個人の事情でアビスパ福岡とお別れし、イタリアに戻らなければなりません。社長、アビスパの株主、強化部長が私を信じて、この素晴らしいプロジェクトの一員に選んでくれたことを感謝しています。
 
 どんな時でも私たちを好きでいて、応援してくれたファンの皆様にも『本当にありがとう』と言いたい。そしてこの5ヶ月私と共に仕事をしてきた選手、コーチングスタッフ、通訳のダビデに感謝の気持ちを伝えたい。
 
 彼らのおかげで私は人間としても、サッカー指導者としても成長することができました。アビスパがこれから大きなゴールを目指し、たどり着くことを心から願っています。
 
 本当にありがとうございます。またどこかで会いましょう」
 
 なお、クラブはペッキア監督の退任に伴い、フィジカルコーチのマルコ・アントニオ・フェローニ、アシスタントコーチのヴィスコンティ・ヴァレーリオの退任も発表している。
 
 チームは16節を終え、4勝4分8敗の成績で勝点16の18位。後任監督については、決まり次第、発表される予定だ。

 
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