【U-20W杯】日本と韓国はどちらが格上か? 影山雅永監督の見解は…

2019年06月03日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

ある意味、非常にリスペクトをしています。

影山雅永監督(左)が齊藤未月(右)とともに、韓国戦に向けて会見を行なった。(C)SOCCER DIGEST

 U-20ワールドカップの韓国戦に向けて6月2日、日本代表の影山雅監督が会見を行なった。まず初めに、2日後に迫る日韓戦への意気込みを語った。
 
「ここからはノックアウトステージですからね。1試合1試合を勝ち上がっていく。そして、勝つためにすべてを注ぐ。そういった作業をイタリアとの試合が終わった瞬間からやってきています。明後日に持っている力をすべて出せるように、出来るだけの努力をして準備したいと思っています」
 
 そして、同じアジア同士の韓国との対戦だが、相手の印象を次のように述べた。
 
「日本も僕たちが言ったわけではないですが、周りが"死の組"だという風に言っていた。実は韓国もそうだったんですね。非常にタフなグループでしたが、しっかりと突破してきた。これは日本だけでなく、韓国の対戦を見ていて僕は素晴らしい試合をして、突破してきたなと。ある意味、非常にリスペクトをしています。ここでアジア同士がぶつかることが良いのかどうかはちょっと分からないですね。勿体無いという人もいれば、もしかしたら別々で戦うとアジアのチームがふたつとも倒れてしまう可能性もあります。それは見方によると思いますけど、我々がやるべきことは韓国であろうと、どこで当たろうと、上に進むために全力を尽くすだけです」
 
 韓国のプレースタイルについてはこのように話した。
 
「力強さとテクニックの高さ、両方を持ち合わせた選手とチームだなと思っています。初戦でポルトガルに敗れたとはいえ、ゲーム内容としては勝るとも劣らない試合でしたし、そしてそこから持ち直した2試合目(南アフリカ戦/〇1-0)、3試合目(アルゼンチン戦/〇2-1)の勝利は見事だったと思います。そういった意味でも、この決勝トーナメントに向けてチームの士気といいますか、流れといいますか、そういったものを非常に高いところで保っていると思いますので。まあ、ある意味、力的には我々がチャレンジャー。なんとか挑んでいくと、そういうような試合になるのではと思っています」
 
 影山監督は、韓国をリスペクトし、日本はチャレンジャーであると位置付けた。コメントから察するに、韓国を格上と捉えていると言えるだろう。
 
 それでも、「戦う以上はライバル」で、ベスト8進出へ絶対に負けられない。韓国は強敵ではあるが、チーム一丸となって戦って勝利をもぎ取りたい。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
 
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