「クロップはクレイジーなヤツだ!」ポドルスキがCL決勝を控える同胞指揮官を冗談交じりに称える

2019年05月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

そして吐露した古巣アーセナルへの想い

戦列復帰を果たして、すぐさま1アシストを記録したポドルスキ。週末の磐田戦では9試合ぶりのゴールに期待がかかる。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 いよいよ欧州2大カップのファイナルがキックオフ目前だ。2018-19シーズンは史上初めて、プレミアリーグの4クラブが鎬を削る。
 
 現地時間5月29日にバクー(アゼルバイジャン)で行なわれるのが、ヨーロッパリーグ決勝。チェルシーとアーセナルのビッグロンドン・ダービーがビッグステージで実現する。その2日後の6月1日には、マドリード(スペイン)でチャンピオンズ・リーグ決勝が開催され、トッテナム・ホットスパー(イングランド)が初の欧州制覇を、リバプールが14年ぶりの戴冠を目ざす。両ファイナルとも互いを知り尽くした者同士の対決だけに、壮絶な総力戦が予想される。
 
 ヴィッセル神戸所属の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキも、この2連戦を楽しみにしているようだ。アンバサダーを務めるDAZNのPR用インタビューに応じ、その想いを明かしている。
 
 やはり気になるのは、古巣アーセナルの行方だろう。「プレミアリーグ勢はいまヨーロッパを支配しているね」と前置きし、「僕の古巣のアーセナルがヨーロッパリーグ決勝に進出している。彼らにとって優勝することは本当に重要だ。来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場権が獲得できるからね」とコメント。そして、「クラブにとって非常に重要なことだし、ガナーズ(アーセナルの愛称)の成功を願っているよ」とエールを贈った。

 
 CL決勝については、リバプールを率いる同胞ドイツの指揮官、ユルゲン・クロップの手腕に着目。「チャンピオンズ・リーグ決勝もイングランドの2チームによる争いだ。クロップはクレイジーなヤツでね(笑)。バルセロナ戦(準決勝)の逆転勝利のように、チームの力を最大限に引き出せるんだ」とジョーク交じりに称える。準決勝2試合のミラクルな展開を「驚かされた」と振り返り、「いよいよ決勝戦だ。どちらのチームが優勝するか、みんなが楽しみにしているよ」との言葉で締めた。
 
 ポドルスキ自身はコンディション不良が続いていたが、先週末のJ1リーグ・湘南ベルマーレ戦で戦列復帰。途中出場から絶妙なクロスで1アシストを記録するなど、復活の狼煙を上げた。土曜日のジュビロ磐田戦では、9試合ぶりのゴールに期待がかかる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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