パク・チソンとソン・フンミンは過去にも何度が比較されてきた
トッテナムの主力として活躍するソン・フンミンには、韓国中の期待が集まっている。(C)Getty Images
UEFAチャンピオンズリーグ(以下、CL)決勝への関心が韓国でも高まっている。もともと韓国でもCLは人気と高いが、今年はソン・フンミンが属するトッテナムが決勝に進出したこともあって、いつになく関心が高い。
ソン・フンミンの体調やトッテナムのチーム状況、欧州メディアが報じる先発予想など、CL決勝に関して様々な事前情報が報じられている。
そんななかで増えているのが、ソン・フンミンとパク・チソンの比較だ。かつてマンチェスター・ユナイテッドの一員としてCL決勝のピッチにも立ったパク・チソンの経歴を引き合いに出しながら、「技量満開のソン・フンミン…パク・チソンを超えて"ワールドクラス"に成長」(『TV朝鮮』)などの報道が増えている。
韓国人プレミアリーガーの先駆者であるパク・チソンとソン・フンミンは過去にも何度が比較されてきた。
例えば2018年12月には韓国の国営放送KBSが、チャ・ボングン、アン・ジョンファン、チェ・ヨンス、イ・ヨンピョら歴代代表選手やサッカー解説者など計10名に意見を聞いた比較調査を実施。その時は「パク・チソン5票、ソン・フンミン3票、棄権2票」だった。「ファーガソン監督やヒディンク監督も重宝した卓越した戦術遂行能力と所属クラブでの獲得タイトルと貢献度でパク・チソンに軍配が上がっていた。
ソン・フンミンの体調やトッテナムのチーム状況、欧州メディアが報じる先発予想など、CL決勝に関して様々な事前情報が報じられている。
そんななかで増えているのが、ソン・フンミンとパク・チソンの比較だ。かつてマンチェスター・ユナイテッドの一員としてCL決勝のピッチにも立ったパク・チソンの経歴を引き合いに出しながら、「技量満開のソン・フンミン…パク・チソンを超えて"ワールドクラス"に成長」(『TV朝鮮』)などの報道が増えている。
韓国人プレミアリーガーの先駆者であるパク・チソンとソン・フンミンは過去にも何度が比較されてきた。
例えば2018年12月には韓国の国営放送KBSが、チャ・ボングン、アン・ジョンファン、チェ・ヨンス、イ・ヨンピョら歴代代表選手やサッカー解説者など計10名に意見を聞いた比較調査を実施。その時は「パク・チソン5票、ソン・フンミン3票、棄権2票」だった。「ファーガソン監督やヒディンク監督も重宝した卓越した戦術遂行能力と所属クラブでの獲得タイトルと貢献度でパク・チソンに軍配が上がっていた。
イギリス・メディアのBBCが2019年2月16日付けの記事のなかで、「ソン・フンミンよりも以前に欧州舞台を駆け回ったアジア選手が数名いたが、その誰もソン・フンミンのレベルには接近できていない。マン・Uでプレーしたパク・チソンが非常に人気を得たが、今年の選手賞に接近するほどではなかった」と報じられた時も、その直後に元マン・Uでパク・チソンと親しいパトリック・エブラが中国メディアに「ソン・フンミンは好きだ。現在のプレミアリーグ最高の選手のひとりだが、彼がアジア歴代最高選手ということには同意できない。パク・チソンとソン・フンミンを比較するのは不公平だ」と語ったことも報じられ、ポジションが異なるふたりだけに単純比較できないという意見が常にあった。
ただ、ソン・フンミンがCL準決勝進出を決めると、『朝鮮日報』でなどは「ソン・フンミン、パク・チソンを超えた」という記事も掲載。パク・チソンはCL通算55試合・4得点、ソン・フンミンはレバークーゼン時代も含めて39試合で12得点と、ゴール数でパク・チソンを凌駕したことがその理由だ。記事の中で韓国サッカー協会元副会長のイ・ヨンス氏も、「ふたりはポジションとスタイルが異なる。ただ、ソン・フンミンはチームの主力でありストライカーとして勝敗を左右する決定的な役割をしているという点で、やや引き立って見える」と評価したほどだ。