リーグ4連敗と低迷する浦和…中村GMが監督の“進退問題”に言及

2019年05月26日 多田哲平(サッカーダイジェスト)

「良い流れができてきたなと期待感を持っていたけど…」

ACLで勝負強くグループリーグ突破に導いたオリヴェイラ監督も、広島戦では0-4の完敗を喫した。(C)SOCCER DIGEST

[J1リーグ13節]浦和0-4広島/5月26日/埼玉スタジアム2002
 
 浦和レッズは13節のサンフレッチェ広島戦に0-4で敗戦。これでリーグ戦では優勝が遠のく痛恨の4連敗と、不振に喘いでいる。
 
 10節の磐田戦からのリーグ4試合は、得点はわずか2点で、失点は9点にまでのぼる。広島戦でもわずか6分で先制を許すと、その後瞬く間にリズムを失っていき、反撃の糸口をつかめなかった。
 
 試合後、取材に応えた中村修三ゼネラルマネージャー(GM)は、振り返る。
 
「立ち上がりに武藤のシュートがポストに当たったのがあったけど、それ以外はほとんどノーチャンスだった。この4連敗した試合では、湘南戦の2得点のみ。湘南戦はメンバーが変わってショートカウンターみたいな狙っている形が出たり、ACLでも良い形で守備から攻撃に変わって点も取れていたから、良い流れができてきたなと期待感を持っていたけど、失点してからまったく、前のレッズに戻ってしまったなと」
 
 広島戦の5日前に行なわれたACL・北京国安戦では3-0と圧巻の勝負強さを見せつけてラウンド16進出を決めた一方で、J1リーグでは結果が出ない……。そうした「複雑」な状況に中村GMも嘆いた。
 
「今は良くなったり悪くなったりで、ファブリシオも戻ってきて、新しい選手も、ヤマ(山中亮輔)とか(鈴木)大輔とかも融合してきている。今日は内容が悪かったと思うけど、そういう過程に来ているところ。もう少し高いレベルで継続できればいいんだけど、波がまだある」
 
 チームの現状についてのコメントから察すれば、いまだにオズワルド・オリヴェイラ監督の戦術の浸透やチーム作りは発展途上なのが窺える。つまり、まだ"伸びしろ"を残しているとして、「今日終わったばかりだから、今後もいつもどおり」と、続投を示唆した。
 
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)

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