ミシャ札幌、決定力を欠いてG大阪とドロー…3戦連続無得点に「足りなかったのはゴールだけ」と指揮官

2019年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤にはお互いに攻撃の切り札を切ったが…

チャナティップは髄所に高い技術を見せて攻撃のアクセントになった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ13節の北海道コンサドーレ札幌対ガンバ大阪が25日、札幌ドームで行なわれ、0-0の引き分けに終わった。
 
 ホームの札幌はテクニックに長けたチャナティップを起点に、パスワークとドリブルを織り交ぜて相手の守備を崩しにかかる。36分にはそのチャナティップがバイタルエリアでドリブル突破を仕掛け、良い位置でFKを獲得。これを福森が直接狙ったが、惜しくも枠を外れた。
 
 一方のG大阪は手堅い守備をベースに、アデミウソンとファン・ウィジョという強力FW陣によるカウンターを狙った。前半終了間際には、倉田がアデミウソンのパスを受けて中央を突破し、GKを抜いて決定機を迎える。しかし、DFに身体を寄せられてシュートを打ちきれない。このシーンに対し、G大阪の選手たちは札幌のファウルをアピールしたが、村上主審のジャッジは変わらず。そのまま前半は終了した。

 後半も基本的には札幌がボールをキープし、G大阪がカウンターを狙う構図が続いたが、後半半ばを過ぎるとお互いにやや中盤にスペースが生まれはじめ、速攻を撃ち合う場面が増えてくる。札幌は途中出場の荒野が縦への推進力を与え、G大阪は前半同様にアデミウソンが攻撃を引っ張った。
 
 終盤には札幌がジェイ、G大阪が食野と攻撃の札を切る。G大阪はさらに今野を投入し、中盤のバランスを整えた。しかし、両チームとも最後までゴールは奪えず。札幌のペトロヴィッチ監督が「足りなかったのはゴールだけ」というとおり、多くのチャンスを作ったが、0-0で試合は終了した。
 
構成●サッカーダイジェストWEB編集部
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