バルサ行きが濃厚だったグリエーズマンにマンUが接触! プレミア行きを望む親族を口説いて獲得へ

2019年05月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

バルサの選手たちが獲得に「ノー」

バルサ行きが濃厚とされていたグリエーズマン。ここにきて新たな有力候補が登場か。 (C) Getty Images

 フランスの点取り屋アントワーヌ・グリエーズマンの去就は、バルセロナ行きで決着がつくという見方が大勢を占めていたが、ここにきて急転直下の展開を迎えようとしている。

 現地時間5月24日に日刊紙『The Independent』などの複数の英国メディアが、マンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が「急浮上している」と報じたのだ。

 グリエーズマンは今月14日、レアル・ソシエダから加入以来、約5年間に渡ってプレーしてきたアトレティコ・マドリーの退団を発表。昨夏も移籍寸前にまで至っていたバルサ行きが濃厚と見られてきた。

 バルサは、6月1日にグリエーズマンの契約解除金が2億ユーロ(約260億円)から1億2000万ユーロ(約156億円)に値下げされるのを待ち、さらにフィリッペ・コウチーニョやサミュエル・ウンティティを売却話がまとまってから最終的な交渉に取り掛かるとされている。

 しかし、バルサ内部には、フランス代表FWの獲得に前向きではないとする声が根強いようで、地元紙『Sport』は、「バルサのロッカールームがグリエーズマンの獲得にノー!」という見出しを付けた記事内で、「選手たちは彼をチームに必要な補強とは考えていない」と綴った。
 
 獲得レースの本命と目されてきたバルサが二の足を踏んでいることを知ってか知らずか。水面下でグリエーズマンを引き抜こうと画策しているのがユナイテッドなのである。

『The Independent』が伝えたところによると、ユナイテッドはプレミアリーグ行きを本人に進言しているというグリエーズマンの兄弟と家族と接触。まずは外堀から埋める策に出ているようだ。

 同紙は、ユナイテッド入りの可能性が小さくないと主張している。

「マンチェスター・シティやレアル・マドリーは興味がない。ユベントスに至っては金額的に買い取る余裕がないだろう。パリ・サンジェルマンはキリアン・エムバペを残せないとなれば、動き出すかもしれないが、現時点で予定はない」

 注目される高額な契約解除金の捻出方法だが、英紙『The Sun』は、ユナイテッドは、インテル行きが噂されているロメル・ルカクの売却益から生み出そうとしていると報じている。

 はたして、現在28歳とキャリアの最盛期を迎えているレ・ブルーのエースは、どこに新たな拠点を構えるのか。その去就から今後も目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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