札幌チャナティップが今夏にドイツ移籍!? タイ全国紙が「才能に惚れ込んでいるようだ」と報じる

2019年05月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

札幌との現行契約は2025年1月末までの長期

札幌攻撃陣を力強く牽引し、サポーターの信頼もすこぶる厚い。チャナティップが次に見据えるのは、もちろん欧州挑戦だ。写真:滝川敏之

 今季のJ1リーグでも出色の出来を披露しているタイの英雄に、欧州行きの噂が舞い込んできた。
 
 タイの全国紙『Matichon』電子版が速報で伝えたのは、北海道コンサドーレ札幌のMFチャナティップ・ソングラシンに絡む移籍情報だ。ドイツの古豪シュツットガルトが強い関心を寄せているとされ、札幌に対して完全移籍かローン移籍かのオファーを検討しているという。
 
 同紙によれば、チャナティップの才能に強化サイドが惚れ込んでおり、暫定監督のニコ・ヴィリクも映像でチェック済みの模様。「この2年のJリーグでの活躍が目に留まった。その非凡な機動力とテクニックが高く評価されている」と説明した。一方で、「それもこれもシュツットガルトが1部残留を果たしてからの話だろう」と続けている。
 
 今季のブンデスリーガでシュツットガルトは16位に終わり、現在は2部のウニオン・ベルリンと入れ替え戦を戦っている。すでに第1レグが終了し、シュツットガルトは本拠地で手痛い2-2ドローを演じた。運命の第2レグは5月26日に行なわれる。同紙は「もし2部降格となればスカッドの顔ぶれや強化プランは著しく変化するだろう」と書き添えた。

 
 同紙は事の真相を突き止めるため、近々チャナティップの実父であるコンポップさんを直撃する予定だという。シュツットガルトはかつて岡崎慎司、細貝萌、浅野拓磨、酒井高徳が在籍した、日本のファンにとっては馴染み深いクラブだ。
 
 現在25歳のチャナティップは、以前から欧州挑戦に並々ならぬ意欲を示している。そして英雄の欧州5大リーグ挑戦は、タイ国民にとっての悲願でもあるだろう。はたして今夏のサプライズ移籍は起こるのか。チャナティップと札幌の現行契約は、2025年1月末までの長期だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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