“韓国の至宝”に“リベリアの怪人”ウェアの三男etc…U-20W杯で注目すべき「超逸材」

2019年05月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本が警戒すべきは“メキシコのメッシ”

U-20W杯に出場する(左から)ザガドゥ、ライネス、イ・カンイン、ウェア。いずれ劣らぬヤングスターだ。(C)Getty Images

 いよいよ5月23日(現地時間、以下同)に、ポーランドでU-20ワールドカップが開幕する。
 
 5月23日にエクアドル、26日メキシコ、29日にイタリアと対戦するU-20日本代表の活躍とともに、将来のスター候補たちのプレーを堪能するのも楽しみのひとつだ。
 
 多士済々のヤングタレントが集結するこの大会で、とりわけ注目すべき4人の「超逸材」を紹介する。
 
ディエゴ・ライネス(MF/U-20メキシコ代表/ベティス)
 今冬に母国のクラブ・アメリカからベティスに加入したアタッカー。18歳ながら、移籍金1700万ユーロ(約22億円)は、メキシコから欧州に渡った選手としては史上2番目の高額移籍だった。167センチと小柄なレフティーで、小気味のいいドリブルを得意とすることから、"メキシコのメッシ"とも評され、2列目ならどこでも機能する。ベティスではスーパーサブとして12試合に出場した。すでにA代表デビューを飾っており、U-20メキシコ代表では10番を背負う。グループステージ第2戦で対戦する日本が、警戒すべき選手だ。
 
イ・カンイン(MF/U-20韓国代表/バレンシア)
 今年の1月に、外国人選手としてはクラブ最年少(17歳10か月24日)でリーガデビューを飾った"韓国の至宝"。10歳の時にスペインへ渡り、バレンシアの下部組織で腕を磨いてきただけに、高度なテクニックが持ち味で、左足のキックの精度も高い。状況判断にも優れ、3月にはA代表にも招集された(出場はなし)。2001年生まれ、スペイン名門クラブのカンテラ育ち、レフティーと共通点の多い久保建英と比較されることも少なくない。
 
ダン=アクセル・ザガドゥ(DF/U-20フランス代表/ドルトムント)
 サミュエル・ウンティティ、クレマン・ラングレ(ともにバルセロナ)、プレスネル・キンペンベ(パリ・サンジェルマン)、エメリック・ラポルト(マンチェスター・シティ)と優秀な左利きCBを次々に輩出するフランス産のそれ。左SBでも機能するポリバレント性も魅力だ。デュエルに抜群の強さを発揮し、196センチの長身を活かした空中戦は迫力満点。17年夏にパリSGのBチームから引き抜かれたドルトンムントで1年目から公式戦16試合に出場し、今シーズンも19試合・2ゴールの成績を残した。各年代別代表で主力を担ってきたエリートは、フランスの最終ラインで絶大な存在感を発揮する。
 

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