前々回覇者の浦和、2季ぶりのACL16強! 決勝トーナメント1回戦で蔚山現代と激突!!

2019年05月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

柏木が負傷退場のアクシデント。代わって投入された長澤が1得点・1アシスト

最後はエースの興梠が決定的な3点目を奪った。(C) SOCCER DIGEST

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は5月21日、グループステージ最終節を各地で開催。埼玉スタジアム2002では、浦和レッズ対北京国安の一戦が行なわれ、2対0で浦和が勝利を収めた。浦和がグループステージ突破を決めている。

 試合は序盤、浦和にいきなりのアクシデント。開始早々に相手選手と接触プレーがあった柏木陽介が、10分過ぎからプレー続行不可能に。結局、13分に長澤和輝と交代することとなった。試合はその後、一進一退の攻防を見せるものの、徐々にアウェーの北京国安がペースを握り、浦和は自陣に押し込まれる展開に。

 しかし浦和は、30分過ぎ、興梠慎三の決定的なシュートで勢いを得ると、34分には柏木に代わって投入された長澤が相手の隙を逃さず、ペナルティエリア中央の位置から鋭いグラウンダーのシュートを叩き込んでゴールネットを揺らす。形勢不利に見えた浦和が先制した。

 さらに浦和は41分、敵陣を突破した長澤のお膳立てから武藤雄樹が押し込み、2点目をゲット。勝てば、文句なしに決勝トーナメント進出が決まる浦和にとっては、大きな追加点となった。

 前半を2点リードで折り返した浦和は後半、立ち上がりから積極果敢なゲーム運びを見せる。センターバックの鈴木大輔のアグレッシブなインターセプトからカウンターで攻め込むなど、北京国安に攻撃のリズムを与えない。

 浦和は74分、球際で相手選手と競り合った長澤がファウルを取られ、イエローカードを提示される。長澤は大会2度目の警告で、次戦出場停止となってしまう。

 しかし浦和は反撃の手を緩めず、81分には興梠が決定的な3点目をゲット。勝利を決定的なものとした。

 結局浦和は、最後まで北京国安にゴールを許さず、3対0で勝利を収め、グループGの2位でグループステージ突破を決めた。浦和はアジア王者に輝いた2017年以来、2シーズンぶりの16強進出となった。浦和は6月19日の決勝トーナメント1回戦で、グループHで1位の蔚山現代と対戦する。

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