退団が決まった“ミスターシティ”コンパニに集まる賛辞の声! ファンは銅像建設の嘆願書を作成

2019年05月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブの血であり、魂であり、鼓動だった」

ペップからも信頼され、重宝されたコンパニ。偉大なキャプテンの功績には賛辞が相次いでいる。 (C) Getty Images

 有終の美を飾った「ミスターシティ」への賛辞が止まらない。

 マンチェスター・シティに所属するベルギー代表DFヴァンサン・コンパニは、現地時間5月19日に自身のフェイスブックを更新し、今シーズン限りで契約が満了となるシチズンズ(シティの愛称)との別れと、来シーズンからアンデルレヒトで選手兼任監督となることを発表した。

 2008年8月にハンブルクから加入して以来、11年間に渡ってチームを支えてきた「ミスターシティ」は、「別れを言うのは辛いけど、仕方がない。2008年から今シーズンの(コミュニティ・シールドを含む)4冠まで、全員に感謝している」と綴り、愛着のあるクラブとの別れを惜しんだ。

 シティで通算13個のタイトルを手にした偉大なキャプテンには、クラブ関係者たちも賛辞を送っている。会長を務めるカルドゥーン・アル・ムバラク氏は、コンパニの退団に際して次のようなメッセージを発信している。
 
「彼はクラブの血であり、魂であり、鼓動だった。マンチェスター・シティの革命に貢献してくれた人は数多くいるが、ヴァンサンほど重要な人はいないのは間違いないよ。前例のないこの成功について語られるとき、コンパニの名前は常に挙げられ、そして尊敬を集めることだろう」

 無論、シティのファンたちもコンパニの偉大さを称えている。英紙『The Sun』によれば、一部のサポーターズクラブの会員たちは、本拠地エティハドに彼の銅像を建てるための嘆願書を作成したと報じている。

 実際に銅像が建設されるかは定かではない。だが、オイルマネーによってチームが劇的な変貌を遂げていったなかで、不動のリーダーとして君臨したコンパニの功績は、銅像建設に値するほど大きかったのは間違いない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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