「最高のシーズンをありがとう」「カンシャ!」フランクフルト長谷部誠に、サポーターから温かい声

2019年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

フランクフルトは滑り込みでEL予選出場権を獲得

激動のシーズンを終えた長谷部は、サポーターへの感謝の気持ちを発信した。(C) Getty Images

 現地時間5月18日に開催されたブンデスリーガ最終節で、首位のバイエルンと対戦したフランクフルトは5点を奪われて大敗。しかし、ホッフェンハイムがマインツに敗れたことで、最終順位は7位となり、来シーズンのヨーロッパリーグ(EL)予選の出場権を手にして今シーズンを終えた。

 フランクフルトの地元紙『Frankfurter Neue Presse』は最終節を迎えたチームについて、こう評した。

「フランクフルトにとって、長いシーズンが終わった。バイエルンは試合開始早々からフランクフルトに立ちはだかり、ルカ・ヨビッチやアンテ・レビッチが活躍する隙を与えなかった。

 長谷部誠、ダニー・ダコスタ、フィリップ・コスティッチらトップパフォーマーは、8月からほぼ休むことなくプレーしており、シーズン終盤に重要なゲームを乗り切るだけのパワーがチームに欠けていたことは確かだ。

 だが、運があった。バイエルンの優勝を見届けたフランクフルトのもとに意外な吉報が届いたのは試合後だ。フランクフルトの選手たちは、アリアンツ・アレーナに訪れた7500人のファンとともに、思わぬ幸運を拾ったことを喜びあった」

 また、同紙はアディ・ヒュッター監督が試合後の会見で語った内容も併せて報じている。

「今日の試合では、選手たちは絞られ尽くしたレモンのようだった。無理もない面もある。ただ、今シーズンはEL準決勝でチェルシーと対戦して、チームとしての力を示すことができ、非常にいい時間を過ごせて満足はしている。そして、ELに再び挑むチャンスを得ることができてうれしい。もちろん、今回以上の結果を目指すよ」

 そして、主力のひとりとしてELベスト4進出の原動力となった長谷部誠は、試合後に自身のSNSを更新。フランクフルトのサポーターへ向けて、ドイツ語で「君たちがいなければELへの切符を手にすることもなかったでしょう!」と感謝を綴った。

 この投稿に対して、フランクフルトのサポーターも続々とコメントを寄せている。

「本当にどうもありがとう! ベストなシーズンだった」
「ガンバッテクダサイ(ローマ字)。君はとても良いドイツ語を使う」
「僕はこのチームのために喜んで来シーズンも全力を尽くすよ」
「君は仲間と調和してすばらしいチームを造り上げた」
「ハセベは、素晴らしいロールモデルだ」
「カンシャ! その気持ちを返すことしかできないよ。君はセンセーショナルなシーズンを過ごした。僕らにとっても素敵な体験だったよ」

 シーズンを通してハイパフォーマンスを披露した35歳のベテランに、サポーターは惜しみない称賛と温かい言葉を送ったのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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