「急降下が止まらない」「いまや降格すら…」泥沼7連敗のヴィッセルをスペイン・メディアが辛辣批評!

2019年05月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

スター軍団の凋落は驚きをもって──

クラブワーストのリーグ戦7連敗を喫した神戸。横浜戦では攻守両面で精彩を欠いた。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

 ついにクラブワースト記録を更新してしまった。
 
 土曜日のJ1リーグ第12節、横浜F・マリノス対ヴィッセル神戸の一戦。神戸はアンドレス・イニエスタとルーカス・ポドルスキを怪我で欠き、VIPトリオでは唯一ダビド・ビジャがスタメンに名を連ね、セルジ・サンペールはベンチスタート。終始攻撃は創造性を、守備は強度を欠き、1-4の完敗を喫した。リーグ戦での7連敗はクラブワースト記録だ。

 この体たらくを報じたのがスペイン全国紙『Marca』で、「急降下が止まらず、いまや降格すら危ぶまれている」と銘打ち、以下のようにレポートしている。
 
「イニエスタ、ビジャ、セルジのスペイン人トリオを擁する神戸が、7試合連続の黒星を喫した。土曜日の横浜戦で先発を飾ったのはビジャのみで、この日もノーゴール。12試合で4得点という結果だ。イニエスタにいたってはスタンド観戦で、怪我がちの状況。彼らの勝点は10で、降格圏にいるチーム(フェルナンド・トーレスの鳥栖だ)と同じポイント数しか稼いでいない。不穏な空気が漂う」

 
 さらに、サッカーサイト『besoccer』スペイン版も辛辣な批評を展開。遊園地でお馴染みのアトラクションにたとえて、「もはや神戸はフリーフォール(自由落下)である」と評し、「チームはきわめて酷い状況にあり、スペインの3選手も精彩を欠いている。横浜を向こうに回してなす術がなかった」と断じた。
 
 昨年夏のイニエスタ、F・トーレスの参戦以降、スペイン各メディアはJリーグ報道に力を入れている。ルーカス・ポドルスキを含め、3人のワールドカップ王者を抱える"スター軍団"神戸の7連敗(公式戦8連敗)はいま、驚きをもって受け止められているのだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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