驚愕のプライス! 監督1年目ランパードが地元パブの祝勝会で選手たちに“おごった”総額が…

2019年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

昇格プレーオフ決勝では盟友テリーとの対決も

リーズ戦勝利の瞬間、歓喜を爆発させるランパード監督。プレーオフ決勝では盟友テリーとの対決も注目を集めそうだ。(C)Getty Images

 新米監督の快進撃だ。
 
 イングランドの2部リーグに相当するチャンピオンシップ(FLC)は、すでにレギュラーシーズンが終了し、昇格プレーオフが最高潮を迎えている。5月14日には準決勝の第2レグが行なわれ、ダービー・カウンティが敵地でリーズ・ユナイテッドを4-2で撃破。2戦合計4-3でモノにし、リーグ戦6位が3位を食う下克上を完遂した。
 
 その古豪ダービーを率いているのが、元イングランド代表MFで、ウェストハム・ユナイテッド、チェルシー、マンチェスター・シティで活躍したフランク・ランパードだ。昨年夏に就任し、もちろんプロチームでの指揮は初めてだが、随所でその卓越したマネジメントを披露。実力拮抗のFLCでダービーを快進撃へと導いた。タッチライン際で40歳とは思えない風格を醸し出しているのだ。
 
 リーズ戦勝利で歓喜を爆発させたランパードと選手たち。地元に戻ってもドンチャン騒ぎは続き、ダービー郊外にある有名なパブ『The King's Head』を貸し切り、飲めや歌えやの大盛り上がりを見せたという。
 
 その様子を潜入取材ですっぱ抜いたのが、毎度お馴染みの英紙『The Sun』だ。驚くべきは、同紙が入手した一片のレシート。ずらーっと書き出されているのはさまざまな酒の銘柄で、なんと請求総額は2800ポンド(約41万円)! これをランパード監督がポケットマネーで支払ったというのだから驚きだ。さすがは大物、太っ腹である。
 
 参加した人数は明示されていないが、消費した酒の量が尋常ではない。ざっと挙げただけで、ビール209杯、イエーガーマイスター(リキュール酒)75本、ウォッカ65本、サンブーカ(リキュール酒)54本、テキーラ38本、シャンパン5本といった調子なのだ。

 
 こんなに呑んだくれて大丈夫なのかと心配したくもなるが、次なるプレーオフ決勝は2週間後の5月27日(ウェンブリー開催)。相手はアストン・ビラに決まった。こちらのディーン・スミス監督を右腕として支えているのが、コーチのジョン・テリーである。ランパードにとっては代表とチェルシーで苦楽を共にしたまさに戦友だ。今度は指導者として、プレミアリーグ昇格という名の"初栄冠"を争うことになった。
 
 古巣チェルシーはヨーロッパリーグ決勝終了後にも、マウリツィオ・サッリ監督の更迭に踏み切ると目され、その次期監督の筆頭候補に、ランパードの名が挙がっている。今後の動向が気になるところだが、まずはプレミア行きの切符をきっちり掴み取り、凱歌を上げたいところだ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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