湘南が”誤審”も跳ね返す魂の逆転勝利!2点ビハインドからラストプレーで劇的弾

2019年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半に3ゴールを挙げて浦和を撃破

途中出場の菊地(2番)が2得点!さらに山根が終了間際に逆転弾を叩き込んだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ12節の浦和レッズ対湘南ベルマーレが17日、埼玉スタジアム2002で行なわれ、湘南が3-2で勝点3をもぎ取った。2点を先行され、さらに杉岡大暉のゴールが認められないという"誤審"をも乗り越えての逆転劇に、湘南の選手・スタッフ、そしてサポーターは歓喜を爆発させた。
 
 疑惑のシーンは、浦和の2点リードで迎えた31分に起きた。梅崎司の縦パスを受けた杉岡がDFをかわしてエリア外からミドルシュートを放つ。これが右ポストに当たって大きく跳ね、左サイドのネットを揺らした……と思われた。映像で振り返る限り確実にラインを越えていたが、主審はゴールを認めなかったのだ。
 
 おそらく主審は、右ポストに当たった後に、左ポストに当たったと勘違いしたのだろう。その後、浦和のGK西川周作がボールを拾ってセンターサークルに向かって投げ返した際に、プレーの続行を指示している。この"誤審"に対し、湘南の曺貴裁監督をはじめ選手たちも猛抗議したが、判定は覆らなかった。

 その後、湘南は後半から途中出場した菊地俊介が2点を決めて試合を振り出しに戻し、さらに終了間際の90+4分に山根視来が会心の逆転弾を蹴り込む。これがラストプレーになり、湘南がアウェーで劇的な逆転勝利を収めた。
 
 決勝点の山根は試合後のフラッシュインタビューで、「難しいジャッジもあったなかで、自分たちにスポットを当ててしっかりやっていこうとハーフタイムに話して、絶対に逆転しようと話していた。逆転できて凄い良かった」とコメント。ハーフタイムに曺監督に「自分たちでコントロールできないことなので、それはしょうがないし、これがサッカー。自分たちがしっかり逆転して、これを勝ったら大きく成長できる」と指示を受けたことを明かし、「今日の後半は本当に気持ちのこもったゲームができた」と胸を張った。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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