中島翔哉の同僚・元ユーベDFベナティア、退団のきっかけを作った指揮官アッレーグリに恨み節。「とても気分が悪かった」

2019年05月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

欧州制覇に向けて意気込むクラブを離れ、カタールへ

クリスチアーノ・ロナウド(右)のチームメートだったベナティア(左)。チームを離れる決意を固めた理由は、アッレーグリとの確執だったという。 (C) Getty Images

 アル・ドゥハイルで中島翔哉とチームメートであるメディ・ベナティアは、冬のマーケットでイタリア王者ユベントスから移籍し、中東での新たな冒険に挑んでいる。先日行われたエミールカップでは元スペイン代表シャビが率いるアル・サッドを下し、優勝を手にしている。

 だが、なぜクリスチアーノ・ロナウドの加入で欧州制覇に意気込んでいたユーベを離れたのか。それは、レオナルド・ボヌッチの復帰により、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督の下で出場機会が減っていたからだったようだ。

 イタリア・メディア『Sport Mediaset』によるとインタビューで、ベナティアは「ボヌッチ復帰を知った時に、すぐにアッレーグリと話した。その時は、彼に心配するなと言われた」と明かしている。

「僕とジョルジョ・キエッリーニがスタメンで、ボヌッチはポジションを取り返さなければいけない立場だと言われた。でも、それから僕は全然試合に出られなかったんだ。とても気分が悪かったよ。それでクラブと話し、この監督とはもうやりたくないと伝えたんだ」

 アッレーグリと衝突したボヌッチがミランに移籍した昨季、ベナティアはユーベ守備陣の主力のひとりとしてチームに貢献していた。それだけに、1年で復帰したボヌッチがすぐにレギュラーの座を取り戻したことに納得できなかったのかもしれない。

 ベナティアは「チームメートたちは考え直すようにと説得してくれた。でも、僕はもう決めていたんだ」と続けている。

「その前にトリノで家探しも始めていたんだけどね。ユベントスでキャリアを終えるつもりだったからだ。でも、僕は家族と一緒に新しい経験をしようと、ヨーロッパを離れることに決めたんだ」

 アッレーグリ監督のマンマネジメントに対する不満報道は後を絶たない。指揮官の進退が注目されているユベントスだが、アンドレア・アニェッリ会長はどのような決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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