「彼がゴールを決めれば、クラブは勝利する」
サポーターの声援に応えるクエンカ。Jリーグの週間ベストイレブンにも選出された。 写真:徳原隆元
J1リーグ11節のサガン鳥栖対ガンバ大阪が5月11日、駅前不動産スタジアムで行なわれ、ホームの鳥栖が3-1で快勝した。
この試合で勝利の立役者となったのが、スペインからの助っ人、イサック・クエンカだ。
16分、CKからキッカーの原川力が絶妙なボールを送ると、ゴール前でフリーになったクエンカがヘディングで先制点を挙げる。そして72分、左サイドから仕掛けたクエンカがクロスを上げると、エリア内で相手DFの手に当たり、PKを獲得。これを豊田陽平が決めた。さらに88分、交代出場したフェルナンド・トーレスの放ったシュートがこぼれたところを原川が詰めて3点目を挙げる。
後半アディショナルタイムにG大阪の食野亮太郎のゴラッソで1点を失ったが、鳥栖は同じくクエンカが決勝点を決めた4節・ジュビロ磐田戦以来、7試合ぶりの勝利を手にした。
これを知ったクエンカの母国、スペイン紙『AS』は「クエンカが得点すれば、クラブが勝利する。彼は今や、鳥栖の"お守り"のような存在になった」と報じ、28歳MFの活躍をこう評した。
この試合で勝利の立役者となったのが、スペインからの助っ人、イサック・クエンカだ。
16分、CKからキッカーの原川力が絶妙なボールを送ると、ゴール前でフリーになったクエンカがヘディングで先制点を挙げる。そして72分、左サイドから仕掛けたクエンカがクロスを上げると、エリア内で相手DFの手に当たり、PKを獲得。これを豊田陽平が決めた。さらに88分、交代出場したフェルナンド・トーレスの放ったシュートがこぼれたところを原川が詰めて3点目を挙げる。
後半アディショナルタイムにG大阪の食野亮太郎のゴラッソで1点を失ったが、鳥栖は同じくクエンカが決勝点を決めた4節・ジュビロ磐田戦以来、7試合ぶりの勝利を手にした。
これを知ったクエンカの母国、スペイン紙『AS』は「クエンカが得点すれば、クラブが勝利する。彼は今や、鳥栖の"お守り"のような存在になった」と報じ、28歳MFの活躍をこう評した。
「サガン鳥栖はこれまで2勝1分8敗と決して好調とは言えないシーズンのスタートを切っている。だが、そんな"どん底"状態から這い上がるヒントが見えてきたようだ。今後、サポーターからの揺るぎない信頼を勝ち得る名前があるとすれば、それはイサック・クエンカだろう。
負傷のためにシーズン当初はメンバーから外れていたカタルーニャ出身のウインガーが奪ったゴールは、Jリーグでこのクラブが2勝した試合でいずれも重要なファクターとなった。クエンカのゴールはこのチームの勝利に直結し、Jリーグ1部残留を目指すチームを救い上げる希望となるに違いない」
また、欧州スポーツ専門チャンネル「EURO SPORT」も「元バルセロナのクエンカが、鳥栖ですばらしい勝利の先陣を切る見事なゴールを挙げた」とその活躍を称えた。クエンカはJ1リーグ11節のベストイレブンにも選出されている。
開幕戦から10試合を経てルイス・カレーラス監督から金明輝監督に指揮官交代、という荒療治の結果、新体制での初戦は勝利を手にすることができた。果たして鳥栖に、このいい流れは続くだろうか。
次節、鳥栖はアウェーでサンフレッチェ広島と対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部