W杯へ視界良好!U-20日本代表が流通経済大に5-0。宮代2発、中村も豪快弾

2019年05月13日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

伊藤のボレー弾を皮切りに大量5ゴール

流通経済大との練習試合に臨んだ、U-20日本代表のスターティングメンバー。(C)SOCCER DIGEST

[トレーニングマッチ] U-20日本代表5-0流通経済大/5月13日/千葉県内グラウンド
 
 練習試合のU-20日本代表対流通経済大が5月13日、千葉県内のグラウンドで行なわれ、日本が5-0で快勝した。
 
 前半、日本は4-4-2のシステムを採用した。GKは若原智哉、最終ラインは右から菅原由勢、三國ケネディエブス、小林友希、東俊希が並んだ。ダブルボランチは伊藤洋輝と山田康太が組み、右サイドに喜田陽、左サイドに中村敬斗を起用。2トップは田川亨介と宮代大聖が置かれた。影山雅永監督が「GKはふたり、フィールドは11人。プレーできる人間が限られていた」と言う通り、週末のリーグ戦で出場機会がなかった選手が中心の構成だ。
 
 日本はテンポの良いパスワークで序盤から押し込むと、7分には喜田がミドルを狙う。その後も攻勢に出て、15分には田川が、17分には菅原が際どいシュートを見舞った。さらに20分、右サイドを味方との連係で崩した菅原が最終ラインの裏にスルーパスを送り、鋭い動き出しで田川が反応。しかし、シュートはわずかに枠を外れた。
 
 勢いが出た日本は24分に先制点を奪う。ショートコーナーで揺さぶりをかけ、最後は伊藤が左足で強烈なボレーを叩き込んだ。さらに44分、前線からのハイプレスで右サイドの喜田がボールを奪い、クロスを上げる。これに左サイドの中村が合わせ、豪快なシュートを決めた。
 
 2-0のリードで後半に入ると、日本は若原と茂木秀、喜田と原大智を交代。中村は右サイドに移り、原は左サイドに入った。

 日本は立ち上がりに攻め込まれたものの、茂木の好セーブで凌ぐ。ようやく反転攻勢に出始めた61分には山田と喜田を交代し、宮代と原のポジションを入れ替えた。その直後、中央でボールを受けた原がシュートを放ったものの、ボールはポストを直撃。しかし63分、左サイドから宮代がカットインし、右サイドネットにシュートを突き刺した。
 
 その後は71分、最終ラインの裏に抜け出した田川が、GKとの1対1を冷静に制した。80分には宮代が強烈なシュートでダメ押し弾。日本の5得点大勝でゲームはタイムアップした。
 
 U-20日本代表は14日に日本を出発し、ポーランドで直前キャンプを実施。17日にはU-20コロンビア代表と練習試合が予定されている。
 
 U-20ワールドカップは5月23日からポーランドで開幕。グループBに入った日本は、23日にエクアドル、26日にメキシコ、29日にイタリアと対戦する。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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