ヘンクは勝てばリーグ優勝決定の大一番でC・ブルージュに敗北。伊東純也は不発

2019年05月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

勝てば優勝決定の一戦だったが…

伊東が交代後にチームが1点返すも、逆転は叶わず。(C) Getty Images

 現地時間5月12日にベルギーリーグのプレーオフ1(PO1)第8節が行なわれた。伊東純也が所属する現在首位のヘンクは、アウェーで2位のクラブ・ブルージュと直接対決し、2-3で敗北した。

 ヘンクが参加しているPO1は、レギュラーシーズンの最終的な勝点を半分にした状態で6チームがホーム&アウェーの総当たり戦を行なう。PO1に勝利し、リーグ優勝を決めたチームには、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権が与えられる仕組みだ。

 この試合に勝利すればヘンクのリーグ優勝が決まるという大一番。伊東は3トップ右で先発出場した。

 試合は4分、レアンドロ・トロサールのFKにセバスティアン・デウェストが足で合わせ、1点を先制する。

 このままヘンクが勢いに乗るかと思いきや、ホームのC・ブルージュが徐々に攻勢を強め、伊東も守備に追われる。直後の7分にもゴール前からチャンスが作られて流れが傾き、30分を過ぎるころには完全に押し込まれ、左サイドのクレビン・ディアッテ、右サイドのエマヌエル・デニスを起点に幾度もチャンスを作られ、ピンチが訪れる。
 
 これらの危機をしのぎ、前半は0-1のままで折り返す。

 そして後半開始からわずか53分、C・ブルージュがCKからハンス・ファナケンが今季14ゴール目を頭で決めて1-1の同点に追いつく。

 勢いづいたホームチームは再三、ヘンクのゴールに襲い掛かり、63分には交代出場のルイス・オペンダがゴールを決め、逆転に成功。67分にはティアッテに3点目を許し、1-3で突き放されてしまう。

 さらに、71分にエリア内でオペンダが倒されたプレーがVARによってPKに。だが、これは、ファナケンが外す。

 だがその後も流れは変わらず、84分に伊東はジョセフ・ペイントシルと交代でピッチを退いた。この試合では持ち味をほとんど生かすことができなかった。

 87分にヘンクはCKからジンホ・ガノの初ゴールで1点を返すも、試合は2-3で終了。2位のC・ブルージュが勝点3を上積みし、ヘンクの優勝を阻止。首位ヘンクとの勝点も3ポイント差と、逆転優勝の可能性を残した。

 ヘンクは現地時間5月16日にアンデルレヒト、19日にスタンダール・リエージュと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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