名古屋・風間監督、独特の表現で浦和戦の勝因に言及「自分たちが主語で…」「我々は場所を探していない」

2019年05月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分たちが主語でボールを持てていた」

浦和をホームで破り、クラブ新記録のホーム開幕5連勝に導いた風間監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ11節]名古屋2-0浦和/5月12日/豊田ス

 難敵相手の快勝にも、指揮官は冷静に自らの言葉でゲームを振り返った。

 首位のFC東京を勝点4差で追う名古屋は、ホームに浦和を迎えた。試合は立ち上がりから名古屋が持ち前のパスワークで主導権を握り、17分にマテウスの強烈なミドルで先制。さらに、前半終了間際の41分にも浦和をゴール前で翻弄し、最後はエースのジョーが鮮やかなボレーでネットを揺らす。名古屋は、このリードを守り切り、2対0で浦和に快勝。ここ5戦負けなしとするとともに、ホーム開幕5連勝のクラブ新記録を達成した。


 風間監督は「立ち上がりから非常にいい入り方ができたし、決めるべきところで決めることができたというのが大きかった」と90分を振り返ると、序盤からペースを掴めた要因については、「自分たちが主語でボールを持てていた」と独自の言葉で表現。また、「一番は後ろ、横を考えずに、どう相手を崩すかに選手がフォーカスしてくれたんじゃないかと思う」と選手たちの攻撃への姿勢を評価した。
 
 浦和は7節のG大阪戦から3試合連続無失点で、前節の磐田戦も敗れはしたものの、失点は後半アディショナルタイムの1失点のみ。そうした浦和の堅守を崩したことに関しては「我々は元から場所を探して攻撃するチームじゃない。そういうところをしっかり出してくれたと思う」と話し、ブロックを構築してきた浦和の守備に対して、スペースの有無にかかわらずパスワークを主体とする自らのスタイルを貫けた点を称賛した。

 次節(5月17日)は、風間監督の古巣となる川崎との対戦。指揮官は「我々らしく、しっかり戦っていきたい」と力強く語った。

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