絶叫しすぎて卒倒寸前!? トッテナムの劇的弾に沸いたリネカーら英解説陣のリアクションに大反響「フットボール愛がある」

2019年05月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨年11月に心停止で倒れたホドルは胸を押さえながら…。

土壇場でアヤックスを粉砕するゴールを決めたルーカス。このブラジリアンの一撃にイングランド・サッカー界のレジェンドたちが絶叫した。 (C) Getty Images

 現地時間5月8日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝・第2レグで、アウェーのトッテナムがアヤックスと壮絶な撃ち合いの末に3-2で勝利。アグリゲートスコア3-3、アウェーゴールの差で、クラブ史上初の決勝進出を果たした。

 2-2で迎えた後半アディショナルタイム5分にルーカスが、この日3点目となる劇的すぎる一撃を見舞ってトッテナムがアヤックスを撃破。ラストワンプレーで勝負が決したドラマチックな展開には、前日にリバプールが0-3からバルセロナをうっちゃる大逆転勝利を飾っていたこともあり、世界が驚嘆した。

 トッテナムの劇的な勝利に熱狂したのはファンだけではなかった。この試合を英国内で中継した『BT Sports』で、解説者として現地で試合を見ていた1980年代のトッテナムで活躍したガリー・リネカーとグレン・ホドル、そして元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンドも同様だ。そして、この3人のルーカスの決勝点直後の喜びようが大きな反響を呼んでいる。

 スタジアムの解説席でルーカスのゴールシーンを見た3人は一斉に「イエーーーッス!」と大絶叫。その直後、ファーディナンドは机を叩きながら「オーマイガー!」と吠え、リネカーは「信じられない…」と顔を抑えながら絶句。昨年11月に心停止で救急搬送されていたホドルに至っては、胸に手を当てながら「アンビリバボー。ワーオ」と甲高い声を上げて、スタジアムを見つめていた。
 
 自分たちが解説者であることを忘れ、純粋にトッテナムの奇跡的な勝利に沸き返る3人の様子を試合後に『BT Sports』の公式ツイッターが拡散すると、多くのファンが反応。10日現在で3万7000を超える「いいね!」が押され、次のようなコメントも相次いだ。

「戻ってきたばかりなのにグレンは大丈夫?」
「誰もがこういう解説者を望んでいる」
「言葉なんて必要ない」
「なんてレジェンドたちだ。最高すぎる」
「フットボールへの愛を感じる」
「ホドルに無茶をさせちゃダメ…(笑)」
「本当に素晴らしいシーンだ」

 多くのファンから身体の心配を受けたホドルは『BT Sports』の番組内で、「大丈夫だ(笑)。私はこんな幸せな気分になったことがないんだ。8歳からスパーズ・ファンだったから誇りに思うよ」と、感慨深げに無事を報告した。

 そして、リネカーは自身のツイッターで、「何もいらない。好きだよ。フットボール」とつぶやき、さらに「天に感謝したい。なんて瞬間だろう。フットボール。えーっと…」と古巣の偉業を称えるツイートをしている。

 2007-08シーズンのマンチェスター・ユナイテッド対チェルシー以来、11年ぶりとなるプレミアリーグ勢同士のCL決勝はいかなる決着がつくのか。その頂上決戦でも英国きっての人気解説陣の振る舞いに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

次ページ【動画】「アンビリバボー!」リネカーら英解説陣がトッテナムの劇的弾に発狂するシーンはこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事