リーガ勢のCL6連覇ならず…「スペイン2強時代」の終焉か?プレミア勢のCL&ELダブル獲りも

2019年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

スペイン勢不在の決勝は6年ぶり

なす術なくリバプールの前に散ったバルサ。4年ぶりの欧州制覇はならなかった。(C)Getty Images

 近年のチャンピオンズ・リーグ(CL)を席巻してきたのがスペイン勢だ。ここ10シーズンのうち7度の欧州制覇(レアル・マドリーが4回、バルセロナが3回)を果たし、13-14シーズンからはマドリー、バルサ、そしてマドリーが3連覇と実に5年連続でビッグイヤーを掲げてきた。

 13-14、15-16シーズンには、決勝の舞台でマドリー対アトレティコのマドリード・ダービーが実現してもいる。

 だが、現地時間5月7日に開催された準決勝の第2レグで、バルサがリバプールに0-4で敗れ、アグリゲートスコア3-4の大逆転負けを喫し、決勝進出の夢が絶たれた。
 
 これで、バイエルンがドルトムントを破った12-13シーズン以来6年ぶりに「スペイン2強」以外の王者が誕生することが決まった。

 イングランド勢(リバプール、トッテナム)が優勝なら11-12シーズンのチェルシー以来7年ぶり、アヤックスなら、24年ぶりのオランダ勢(その時もアヤックス)のチャンピオンが誕生することになる。

 ヨーロッパリーグでも、チェルシーとアーセナルのイングランド勢対決が実現する可能性を残している。スペイン勢に主役の座を奪われてきたプレミア勢が、欧州の舞台で隆盛を取り戻しつつある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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