歴史的勝利にクロップ監督が”放送禁止用語”を連発!ご意見番リネカーは「今夜の彼にはそれだけの権利がある」

2019年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

TVカメラの前で興奮を抑えきれずに…。

罰金もののコメントをしたクロップに寛大な“フォロー”が。 (C) Getty Images

 チャンピンズリーグ(CL)準決勝第2レグが現地時間5月7日に行なわれ、バルセロナを4-0で下したリバプールが、アグリゲートスコア4-3で、2シーズン連続となる決勝進出を決めた。

 0-3で敗れた第1レグからの大逆転を演じたリバプールの指揮官、ユルゲン・クロップは試合後もその興奮を抑えきれなかった。英TV局「BT Sports」の取材に対して、「放送禁止用語」であるFワードを含む言葉を発してしまった。

「うちの選手たちは、本当に素晴らしい。クソ素晴らしい精神力としか言いようがない!(F**kin’Mental)」

 ちなみに、試合後の会見でも同様のコメントを発し、「罰金を払うことになっても構わない。彼らは(Fで始まるワード)メンタルの怪物だ」と発言している。

 このクロップの発言をフォローしたのが、その中継にコメンテーターとして出演していたイングランド・サッカー界のレジェンド、ゲーリー・リネカーだ。

 リネカーはインタビュー中継の直後、スタジオで「不適切な発言があったことをお詫びします」とフォローしたうえで、こう続けた。

「(クロップに)罰金を求める声もあるだろうけれど、私はそうしたくないね。彼が謝る必要はないし、今夜はそれだけの"権利"を持っていると思う。それに、もう放送時間は22時を過ぎているし、朝にはきれいに水に洗い流されているはずさ! 今回の罰金は回避することができるだろう。ユルゲン、本当によくやった」

 また、同席していた元マンチェスター・ユナイテッドOBのリオ・ファーディナンドもクロップの興奮ぶりは「仕方のないことだ」とフォローした。

「クロップは誰かが罰を下さなくても、自ら罰金を支払うような気がする。でも、それを苦だと思ってはいないんじゃないかな。それも無理はない。こんなパフォーマンスを目の前で繰り広げられたら、誰だって正気を失うだろう」

 歴史に残る逆転勝利に酔いしれるクロップに、いつもは口うるさいご意見番たちも、この夜だけは寛大な言葉をかけたのだった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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