「学生のように叱られても…」”アンフィールドの悪夢”を嘆くバルサ。スアレスは自虐、ブスケッツは涙の謝罪、そしてメッシは…

2019年05月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

昨シーズンの失敗を繰り返し…。

失点を喫した後、がっくりと肩を落とすスアレス。かつての本拠地で最後まで沈黙した。 (C) Getty Images

 現地時間5月7日に開催されたチャンピオンズ・リーグ(CL)準決勝の第2レグで、第1レグを3-0で勝利していたバルセロナは、敵地アンフィールドでリバプールに0-4で大敗。アグリゲートスコア3-4で敗れ、CLの舞台から姿を消した。

 バルセロナにとっては、CLでこうした大逆転負けを経験するのは、昨季に続いて二度目。ローマとの準々決勝で、ホームでの第1レグを4-1で勝利したにもかかわらず、第2レグで0-3で敗れ、アウェーゴールの差で準決勝進出を逃した。

 "逆転劇"を許したラ・リーガ王者の敗北を、欧州スポーツチャンネル『Fox Sports』は「アンフィールドにおけるバルサの悪夢」と報じ、スペイン紙『Mundo Deportivo』は「選手たちは4点目を"棒立ち"で見守り、昨季と同じことを繰り返している」と批判した。

 もちろん、バルセロナの選手たちも落胆している。試合後に取材陣の前に現われたルイス・スアレスは「こんなことを二度も経験するのはゴメンだったのに」と嘆いたうえで、あらゆる批判を受け入れる姿勢を明らかにした。スペイン紙『Carrusel Deportivo』が報じている。

「4点を取られたことについては批判されるべきだ。僕らは、学生のように叱られたとしても受け入れなければならない。未熟なチームだ。この結果であれば、それが正当だと認めざるを得ないだろう?

 とても悲しいし、ものすごい痛みを抱えている。だが、プロの選手であれば、二度とこんなことが起きないように、あらゆることを見直す必要がある」

 また、セルヒオ・ブスケッツは涙ながらにファンに謝罪した。

「ファンに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。あれほど警戒していたローマでのミスを繰り返してしまった。リバプールは僕らよりも優れていた。こっちにもチャンスはあったが、彼らは最初からすべての力を注いでいた。そのプレッシャーを撥ね退けることができなかった」

 失望を隠せないバルサの面々。ノーゴールに終わったリオネル・メッシは、取材陣に一言も発することなく、チームバスに乗り込んだという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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