「トヨカワの傑出した活躍!」昨季を上回る9ゴール目を記録した豊川雄太、リーグベスト11に選出!

2019年05月07日 サッカーダイジェスト編集部

昨シーズンの7ゴールを上回る活躍

豊川はPKを含む2ゴール。チームの攻撃をけん引した。 (C) Getty Images

 現地時間5月4日、ベルギーリーグのプレーオフ2(PO2)の第7節が行なわれた。

 オイペンに所属する豊川雄太は、ホームにオーステンデを迎えた一戦で2試合ぶりに先発出場。2ゴールを挙げる活躍で、3-2の勝利の立役者となった。

 前節のアウェー戦でウェステルローに1-0で競り勝っているオイペンは、勢いそのままに、序盤から主導権を握る。

 32分には、右サイドでFKを獲得。このチャンスに、豊川はDFを背負いながらもゴール前に飛び込み、鮮やかなヘディング弾で先制点を挙げた。

 前半アディショナルタイムに1-1に追いつかれるも、61分には豊川がゴール前のママドゥ・フォールにラストパスを送り、チャンスを演出する。だが、これは惜しくもゴール左に切れた。

 なおも攻勢を強めるオイペンは64分、ディエリ・アマニがドリブルでエリア内に侵入したところを倒されてPKを獲得。これを豊川がゴール左隅に決め、2-1と勝ち越す。

 77分にオーステンデにPKを献上して再び追い付かれたものの、その直後に再びエリア内でPKを獲得。今度はユセフ・ムサクニが決めて3-2とし、試合はホームチームが競り勝った。

 フル出場したこの試合で2ゴールを上乗せした豊川は、これで昨季の7ゴールを上回る9ゴールとなった。

 このヒーローを、現地メディア『GRENZECHO』は、「ホームの声援は豊川に集中した。前評判が芳しくなかった試合で2ゴールを記録する、傑出した活躍だ」と称賛した。

 また、現地サッカー専門メディア『VOETBAL PRIMEUR』はベルギーリーグ同節のベストイレブンに選出し、「オイペンは豊川のおかげで2連勝を記録した。2月16日以来の活躍によってもたらされたこの勝利は、(今後)重要な意味を持つ可能性がある」と評した。

 というのも、6試合ぶりの勝利を挙げたオイペンは2勝1分け4敗の勝点7で、A組最下位ながら、4位、5位のチームとはポイント差、3位のウェステルローとも2ポイント差と僅差のため、PO2の残り3試合で上位進出を狙える状況にあるのだ。

 オイペンは次節、Aグループ2位の鎌田大地、冨安健洋らを擁するシント=トロイデン(STVV)とアウェーで対戦する。豊川のこの活躍で勢いに乗り、3連勝なるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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