番記者が選ぶ、平成のセレッソ大阪ベスト11! 森島社長に大久保嘉人、香川真司…前線は日本人のレジェンドたちに!

2019年05月02日 サッカーダイジェスト編集部

C大阪――激しい浮き沈みを経て17年に無冠卒業

前線には西澤、森島、大久保、香川、乾と各時代のレジェンドたちが揃った。

【ベストイレブン選出理由】
どの時代も攻撃陣に個性的なタレントを揃えてきたが、その中でも選りすぐりの5人を前線に並べた。ボランチは歴代最強助っ人とも言えるファビーニョとソウザのブラジル人コンビを選出。
 
 
【セレッソ大阪の平成史】
 93年12月、前身のヤンマーディーゼル株式会社サッカー部を母体に「セレッソ大阪」が発足した。公募によって決まった「セレッソ」というクラブ名は、スペイン語で桜の意味で、大阪市の市花である桜にちなんだものだった。実はこの時、最終候補には「いてまえ」を反対から読んだ「エマティ」というチーム名も残っていた。
 
 94年の旧JFLで優勝してJリーグ昇格を決めたクラブは、今季でJリーグ参入25周年を迎える。この間、「ジェットコースタークラブ」と表現されてきたように、激しい浮き沈みを繰り返してきた。優勝争いをした翌年にJ2降格を味わったのは実に3度。森島寛晃と西澤明訓の時代、香川真司と乾貴士の時代と、日本を代表するアタッカーコンビを擁しながらも、ライバルクラブのG大阪とは対照的に、タイトルとは無縁だった。
 
 そんなC大阪の悲願が結実したのが17年だった。攻守におけるハードワークと現実的な戦い方を植え付けたユン・ジョンファン監督のもとでルヴァンカップを制し、クラブ史上初のタイトルを獲得した。リーグ戦も3位で終えると、元日の天皇杯決勝で逆転勝利を飾り、二冠を達成した。

※『サッカーダイジェスト』5月9日号(4月25日発売)では、Jリーグ厳選20クラブの平成30年史を特集。番記者が選んだ「平成ベストイレブン」のほか「平成5大ニュース」「名勝負ベスト3」などをお届けする。
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