南野拓実がリーグ戦6アシスト目を達成も、ザルツブルクはアウェーで9試合ぶりの敗戦

2019年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

南野のアシストから一時は追いつくも…

先発出場した南野。これまでのリーグ戦でのスコアポイントは6ゴール6アシストとなっている。 (C)Getty Images

 4月27日(現地時間)、南野拓実が所属する首位レッドブル・ザルツブルクは、オーストリア・リーグで、レギュラーシーズンの1~6位で優勝を争うマスター・グループ(第28節)の試合で3位のヴォルフスベルガーとのアウェー戦に望み、1-2で敗れた。

 24日にもザルツブルクのホームで対戦したこのカードは、3-1でザルツブルクが勝利。南野はベンチスタートから55分に投入され、後半アディショナルタイムには1ゴールを決めて勝利に貢献した。

 この試合ではパトソン・ダカと南野が2トップを組んで先発。試合開始から積極的にプレスをかけるなど気合の入ったプレーを披露するが、先制点はホームチームが奪った。35分、ペナルティエリア内に切り込んだケビン・フレセンビッヒラーがゴールに流し込み、1点をマークする。

 その後もヴォルフスベルガーのペースで試合が進み、ザルツブルクはリズムをつかめずに前半を折り返す。

 後半もホームチームの攻勢が続き、ザルツブルクはなかなか攻撃に転じることができない。南野は53分にこの試合初のシュートを放つもGKに弾かれ、得点することは叶わない。

 その後も堅い守備に手を焼いたザルツブルクは選手交代で打開を図る。マルコ・ローゼ監督は62分にザベル・シュラガー、フレドリク・グルブランドセンを投入。この采配がぴたりと当たる。

 66分、右サイドを経由したボールを南野がフェイントを入れたキックで左サイドへスルー気味のパス。流れたボールをフリーで受けたグルブランドセンが蹴り込み、1-1とする。

 だが72分、不用意なファウルでヴォルフスベルガーにFKを与えてしまい、ゴール前の混戦からミドルシュートをマーセル・リッツメイヤーに決められ、逆転を許す。

 1点を追うザルツブルクは、最後の交代カードを切る。南野は、78分にスマイル・プレブリャクと交代してピッチを退いた。

 その後もザルツブルクは1点を追いかけて、前線から激しくプレッシャーをかけて攻め込むが、ヴォルフスベルガーの堅守を崩すことができない。

 最後まで集中力を切らさないホームチームが粘り強せをみせ、試合は1-2で終了。リーグ戦では現地時間2月24日に行われた第19節ラピド・ウィーン戦以来、9試合ぶりの黒星となった。

 ザルツブルクは5月1日にオーストリア杯決勝で、そのラピド・ウィーンとホームで対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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