「プレミア史上最大のシュートミス」吉田麻也同僚の“リーグ最速弾男”が決定機でまさかの…

2019年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「プレミア最速弾」から一転

先制点に続いて決定機を迎えたロング。無人のゴールに流し込むだけだったが……。(C)Getty Images

 ミッドウィークにプレミアリーグ史上最速弾(7秒)を記録したサウサンプトンのシェーン・ロングは、続く4月27日のボーンマス戦でも先制点をあげ、幸先の良いスタートを切った。

 同点とされて迎えた24分にも、アイルランド代表FWは好機を迎える。ジェームズ・ウォード=プラウズのスルーパスを受けてのシュートは、GKアルトゥール・ボルツに阻まれた。だが、こぼれ球が再び足下にこぼれてきたのだ。

 ゴールはがら空きで、あとは押し込むだけという大チャンス。だが、ロングは2度目のシュートをゴールポストにぶつけてしまい、勝ち越しの絶好機を逸してしまった。

 まさかのプレーに、SNSで揶揄する声が上がったのは言うまでもない。英公共放送『BBC』の解説者、ガリー・リネカーはツイッターで「先制点を決めたけど、プレミア史上もっとも簡単なゴールを外してしまった」とつぶやいている。

 前半のうちにチームが逆転され、ロングは青ざめたことだろう。だが幸いにも、サウサンプトンは後半の2ゴールで再逆転。86分に失点し、3-3のドローと勝ち切ることはできなかったが、同じ日の試合で18位カーディフが敗れたため、2試合を残して残留を決めた(吉田麻也は体調不良で欠場)。
 
 昨年12月にラルフ・ハーゼンヒュットル監督が就任した時、サウサンプトンは15節を終えて勝点わずか9ポイントの18位と低迷していた。それだけに、指揮官は「とても嬉しい。我々は残留にふさわしかった」と喜んだ。(BBCより)

「我々は多くのポイントを勝ち取らなければいけなかった。素晴らしいよ。2試合を残して残留を決められたなんて、ファンタスティックだ。我々は多くを学び、美しいプレーができると示した」

 オーストリア人指揮官は、「この夏は再建していく。明日から来年に向けて計画できる」と、早くも新シーズンに向けて意気込んだ。

「目標は今シーズンより早く勝点40を達成することだ。もう少しストレスを感じないで済むといいが」

 ハーゼンヒュットルがプレシーズンから手腕を振るう来シーズン、サウサンプトンはどんなサッカーを見せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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