ハノーファーが10試合ぶりの白星をあげ、残留に望みを繋ぐ! 原口元気は右SBで勝利に貢献

2019年04月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

負ければ降格決定という1戦

得点者のヴァイダント(左)とハイタッチする原口。試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、久々の笑顔も見せた。 (C) Getty Images

 現地4月27日に行われたブンデスリーガ第31節で、マインツをホームに迎えたハノーファーは、1-0で勝利を収めている。

 ここ10試合で勝利がなく、第30節を終えた時点でリーグ最下位のハノーファーは4-1-2-1-2の布陣。原口元気は右SBで先発した。

 マインツが優勢に試合を進めていた試合だが、ハノーファーは粘り強く守り、前半をスコアレスで折り返す。

 後半も好守にわたって激しくぶつかり合った両チームだが、66分にマインツゴール前の混戦から、ヘンドリック・ヴァイダントが1点を挙げて先制する。

 その後、マインツは攻勢を強める。だが、何度も決定機にさらされたハノーファー守備陣は、こうしたピンチも乗り切り、10試合ぶりとなる勝利を手にした。右SBの原口は果敢に攻守に走り回り、マインツの攻撃の芽を潰すなど貢献した。

 エドガル・プリプが2年ぶりの復帰を果たした一戦、そして11試合ぶりの勝利によって、ハノーファーは暫定で、17位ニュルンベルクと勝点18で並び、16位シュツットガルトとの勝点は3ポイント差に縮まった。

 ドルトムントとのルール・ダービーに勝利した15位シャルケとの勝点差は、12ポイントとなり、ハノーファーには、リーグ戦での残留の可能性は消えている。ただ、この勝利によって2部クラブとの入れ替え戦を行う16位の可能性は残り、この後に行われるシュツットガルトとボルシアMGのカード、バイエルンとニュルンベルクのカードの勝敗によって、残留争いは混迷を極めそうだ。

 ハノーファーは残り3試合で、現地時間5月3日にはバイエルンと対戦、そしてフライブルク、デュッセルドルフとの試合が控えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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