【J1採点&寸評】FC東京2-0松本|永井の先制点をアシストし、守備でも奮闘。久保が主役級の輝きを放つ

2019年04月28日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

FC東京――J1初先発の渡辺は好調をアピール

[J1・9節]FC東京2-0松本/4月28日/味の素スタジアム
 
【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
松本にペースを握られそうになっても焦らず、44分にはファストブレイク(速攻)から永井が先制点。さらに終盤にD・オリヴェイラのPKで追加点と、終わってみれば手堅い試合運びで勝点3を手にした。

  
【FC東京|採点・寸評】
GK
33 林 彰洋 6
56分のL・ペレイラのヘッドもがっちりキャッチ。2-0となっても集中を切らさず好セーブを披露するなど安定していた。
 
DF
3 森重真人
対峙したL・ペレイラとバチバチのバトル。組み立ての局面では25分に小川へのフィードで魅せるなど、この日も攻守両面で存在感を示した。
 
6 太田宏介 6
今季リーグ戦で初スタメン。セットプレーなどからチャンスを作りかける一方、堅実な守備で最終ラインを引き締める。悪くないパフォーマンスだった。
 
25 小川諒也 6
室屋の欠場で右SBを担当。久保との連係で崩す意識は見られたが、最終局面で違いを出せず。とはいえ、守備面で致命的なミスはなかった。
 
32 渡辺 剛 7
コンディション不良のチャン・ヒョンスに代わりJ1でプロ初先発。前田の突進を止めた15分のディフェンスは鮮やかで、その後もアグレッシブなパフォーマンスで好調をアピールした。
 
MF
8 髙萩洋次郎 5.5(83分OUT)
シンプルなゲームメイクでリスクをあまり冒さない印象だった。ただ、右サイドへのフィードを何回か失敗するなどミスもあった。
 
10 東 慶悟 6
地味ながらも効果的にボールを動かす働きが素晴らしい。最後まで足を止めず、チームを牽引した姿はまさにキャプテンだ。
 
MAN OF THE MATCH
15 久保建英 7.5
右サイドからのカットインで仕掛けると、44分には絶妙なスルーパスから永井のゴールをアシスト。ポストに当たった60分のシュートもセンスを感じさせた。さらに守備面でも奮闘と主役級の輝きを放った。
 
18 橋本拳人 6
中盤のバランスを壊さないポジショニングが秀逸で、セカンドボールを首尾よく回収していた。松本のパスコースを消していた点でもこの日の仕事ぶりは及第点だろう。

【FC東京 2-0 松本 PHOTO】久保がアシスト&PK奪取の活躍、開幕から9戦無敗で首位キープ!

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