「足を狙ってくる」「ファウルをしろなんて言ったことない!」ダービーを前にスールシャールとペップが舌戦!

2019年04月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

スールシャールの発言をきっかけに…。

スールシャール(左)の発言を受けて怒りを露わにしたグアルディオラ(右)。ダービーを前に両軍の緊張感が高まっている。 (C) Getty Images

 現地時間4月24日に開催されるプレミアリーグ第31節未消化分のマンチェスター・ダービーは、ユナイテッドにとってもシティにとっても、非常に重要な大一番だ。

 消化数が1試合多い首位リバプールを勝点2差で追うシティは、勝てばトップに立つ。逆に勝てなければ、プレミア連覇のためにレッズの躓きを願わなければならなくなる。一方の6位のユナイテッドにとっても、チャンピオンズ・リーグ(CL)出場権を争ううえで負けられない一戦である。勝てば4位チェルシーと勝点で並ぶ。

 緊張感が否応なしに高まる決戦とあり、両指揮官の間にも試合前から火花が散っている。

 英紙『Telegprah』によると、ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が、「彼らの攻撃(プレス)に対する準備を整えておかなければならない。彼らは足首やかかとを狙い、蹴ってくるからだ」と、カウンターを止めようとするシティのプレーに警戒を示している。

「彼らは簡単にカウンターを許さないだろう。ファウルをしてくるはずだ。私はそう確信している。彼らは多くの選手が前に出て、できるだけ高い位置で我々を止めようとしてくるはずだよ」
 
 この発言を聞いたシティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、「彼は本当にそんなことを言ったのか? 我々がファウルを仕掛けると? 気に入らないね。私のチームはまったくそのように作られていない」と気色ばんだ。

「私は監督になってからの10シーズン、そのようなことを考えて試合への準備をしたことなど一度もない。ただの一度も、だ! バルセロナでも、バイエルンでも、そしてここシティでも、カウンターを防ぐためにファウルしろなどとは、どの選手にも言ったことがない」

 また、グアルディオラ監督は、「サッカーは動きが速いから、ファウルになることはある」としたうえで、「だが、私が気にすることはもっとほかにたくさんある」と、スールシャール監督の発言に不快感を隠さなかった。

「明日の試合後の記者会見で、もう一度だけ彼に聞いてみたらいいんじゃないかな」

 シティの指揮官は、65~70%のポゼッションを誇るなかで、「ファウルを狙うことなどあり得ない」とも主張。『Telegraph』は、イエローカードの数がシティの38枚に対してユナイテッドが64枚だと指摘。レッドカードも1枚と4枚、ファウル数も170回と195回と、シティが下回っていると伝えた。

 試合前から舌戦が繰り広げられているマンチェスター・ダービーは、どのような結末を迎えるのか。両チームの戦いぶり、そして両指揮官の様子からも目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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