【U-18高円宮杯】EASTは首位の青森山田がドロー。WESTではG大阪、東福岡など上位陣が勝利!

2019年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

劇的勝利の東福岡は次週、G大阪との首位攻防戦に挑む!

東福岡のプロ注目MF荒木(中央)がPKで決勝弾。見事にエースとしての重責を果たした。(C)SOCCER DIGEST

 高校年代最高峰のU-18高円宮杯プレミアリーグは4月20日、21日に3節を開催した。
 
 EASTでは開幕2連勝中の青森山田が敵地で大宮U18と対戦。前半に田中翔太(3年)が2得点を奪うなど、優勢にゲームを進めてハーフタイムを迎える。だが、47分に1点を返されると、52分に内田陽介が2枚目の警告で退場処分になってしまう。これで流れが一気にホームチームに傾き、78分に新井成志郎(3年)に同点ゴールを献上。首位をキープしたものの、勝点1を加えるに留まった。
 
 市立船橋は浦和ユースと対戦。高校選抜の活動でエースの鈴木唯人(3年)を欠くなか、18分に浦和の堀井真海(2年)にゴールを許し、ビハインドを背負った。以降は必死の反撃を仕掛けたが、ゴールをこじ開けられない。結局、最後までネットを揺らせずに2敗目を喫している。

 前年度王者の鹿島ユースは柏U-18に2-3で敗戦。2度のリードを守り切れず、開幕3連敗となった。流経大柏と磐田U-18の一戦は1-1のドロー、清水ユースと尚志の一戦は4-1で前者に軍配が上がっている。
 
 WESTは首位の京都U-18がC大阪U-18に1-2で敗れた。代わってトップに躍り出たのが、福岡U-18を7-2で下したG大阪ユースだ。期待の2年生FW・唐山翔自が2得点を奪うなど、攻撃陣が躍動。守備陣は2失点を喫したものの、勝点3を掴んで首位浮上を果たしている。
 
 前節、今季初黒星を喫した東福岡はホームで愛媛U-18と対戦。前半終了間際に2年生FW岩井琢朗の先制弾でリードするも、83分に一瞬の隙を突かれて同点に追い付かれる。それでもラストプレーで敵のハンドからPKを獲得し、エースの荒木遼太郎(3年)がきっちりと決めて2試合ぶりに勝利を手にしている。
 
 神戸U-18は敵地で大津に4-1で快勝、名古屋U-18と広島ユースの一戦は1-1の引き分けに終わった。
 
 4月27日と28日に開催される4節の注目のカードは、WESTのG大阪と東福岡の一戦だ。勝点1差で首位の"青黒軍団"に対し、"赤い彗星"がどのような戦いを見せるのか。勝利を挙げれば、トップに立つ可能性があるだけに負けられない一戦になる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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