リバプールが残留を争う難敵に苦戦も公式戦9連勝! 首位再浮上でマンCに“圧”をかける

2019年04月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ヴァイナルダムの豪快ボレーでゲームを動かす!

豪快なボレーシュートをねじ込んだヴァイナルダム。この男の一撃がチームに勝利をもたらした。 (C) Getty Images

 現地時間4月22日に行なわれたプレミアリーグ第35節で、1位リバプールは、18位カーディフの本拠地に乗り込んだ。

 29年ぶりの国内リーグ制覇に向けてマンチェスター・シティと熾烈な優勝争いを続けるリバプールと残留争いの渦中にいるカーディフ。ともに負けられない状況下で迎えた一戦は、立ち上がりから攻める前者と守る後者というハッキリとした構図で進んだ。

 80パーセントを超えるボールポゼッション率を維持し続けたリバプールだったが、自陣に1トップのニアセを除いた全員を配置して堅固なブロックを構築したカーディフの守りを突き破れない。34分にはサラーが決定機を迎えたが、アウトサイドでのシュートは、相手守護神エサリッジの左足での好セーブに阻まれた。

 その後も幾度となくカーディフ陣内に攻め込んだリバプールだったが、相手の守りを打ち崩せずにスコアレスでハーフタイムを迎えた。

 カーディフの術中にハマってしまったリバプールは、後半も攻勢に出たが、守戦を徹底した相手に苦戦した。
 それでもレッズは57分にカーディフの守備網を突き破る。右CKからアレクサンダー=アーノルドがエリア内中央に蹴り込んだボールをヴァイナルダムが右足一閃! 豪快なボレーシュートがゴール右上へと突き刺さったのだ。

 待望のゴールを奪って先手を取ったリバプールは、その後もセカンドボールをことごく拾って、ワンサイド気味にゲームを推し進める。かたやゲームプランが崩れてからも守勢に回されたカーディフは、挽回をするための手段を見出せずに時間を浪費していった。

 80分を過ぎてからややペースを落として逃げ切りを図ったリバプールは、81分にトドメを見舞う。敵エリア内で粘ったサラーがPKを獲得すると、これをミルナーが難なく決めて相手を突き放したのである。

 貴重な追加点をもぎ取ったリバプールは、終盤のカーディフの反攻を危なげなくかわして見事にシャットアウト。最終スコア2-0で公式戦9連勝を飾った。

 勢いと地力の差を見せつけてカーディフを打ち破ったリバプールは首位に再浮上。24日にマンチェスター・ユナイテッドとの「マンチェスター・ダービー」に臨む1試合未消化のマンチェスター・シティにプレッシャーをかける格好となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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