国内外の計８クラブのU-16以下（2003年生まれ以降）の選手たちが参加している「キリンレモンCUP2019」は最終日を迎え、柳島スポーツ公園（茅ヶ崎市）では決勝トーナメントが開催されている。

"ピピ"こと中井卓大が所属するレアル・マドリーのカデーテA(U-16)は、準決勝でジェフ千葉を３-０で下し、決勝進出を決めた。

　４-３-３の右インサイドハーフで先発し、後半途中までプレーした中井は、ゴールにこそ絡まなかったものの、抜群のキープ力で勝利に貢献した。

　逸材揃いチームの中で、試合後の取材に応じたのは、CFのマーニャス。敵GKのパスをカットして冷静にチーム２点目を奪ったストライカーは、「全体的にいいプレーができたので、それがゴールに繋がった。この勢いで決勝も頑張りたい」とコメントした。

　また、チームメイトの中井については、次のように語っている。
 

「ピピはとても優秀なミッドフィルダーだ。プレーも素晴らしいし、ピッチの外でも本当にいい奴なんだ。一緒に遊びに行ったりもするし、いい関係を築けているよ」

　ロドリゲス監督が「ピピはモドリッチのようになれる」と評したように、チームメイトや指揮官から厚い信頼を得ている中井。FC東京との決勝で活躍し、チームを優勝に導くことができるか――。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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