【移籍市場超速報】連敗のインテル 1月の補強にアンドレ・アユー?

2014年10月08日 ジャンルカ・ディ・マルツィオ

【インテル】1月のターゲットはアンドレ・アユー?

この夏はミラン、ナポリへの移籍が取り沙汰されるも実現に至らなかったアユー。1月のテコ入れを目論むインテルが獲得に乗り出す? (C) Getty Images

 カリアリ、フィオレンティーナに連敗して、一気に危機感が高まってきたインテル。ワルテル・マッザーリ監督の解任説まで流れる一方で(これはエリック・トヒル会長が自ら否定)、1月の移籍市場で補強に乗り出す可能性が取り沙汰されている。
 
 そこで候補となり得るのが、今夏ナポリが強い興味を示したガーナ代表のアンドレ・アユー(マルセイユ)。マルセイユとの契約は来年6月までで、いまのところ更新の見通しは立っていないため、マルセイユは1月にいくばくかの移籍金と引き換えに手放す可能性が十分ある。前線を補強したいインテルにとっては興味深いプロフィールを持っているだけに、今後話が具体化する可能性もありうる。
 
【翻訳】
片野道郎
 
翻訳者からのごあいさつ
 イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
 
 イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
 
 セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
 
 ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
 
 ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
 
 そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
 
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