「ゴールを決める人だけがヒーローではない」ブンデス公式が長谷部誠のスーパーな“失点回避”プレーを称賛

2019年04月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

アウクスブルク戦のプレーをピックアップ

ヒュッターの監督からの信頼も厚い長谷部。チームに不可欠なリーダーだ。 (C) Getty Images

 現在とチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位とブンデスリーガで躍進を見せているのがフランクフルトだ。

 リーグの公式サイトではその快調ぶりが紹介され、「イーグルス(※フランクフルトの愛称)は、アディ・ヒュッターのもと非常にいいシーズンを過ごしている」と称えている。そして、そのキーマンとして名前が挙がったのが、長谷部誠だ。

 サイトでは長谷部に対するヒュッター監督のコメントを紹介。「マコトは我々がボールを持っているときは、後ろからゲームを組み立てることができる。守りに入っているときは、彼はボールがどこに向かっているのか、そしてどう展開するのかということをかなり早い段階で予測できる」と称賛している。

 そんな長谷部が、先日行われたアウクスブルク戦で"スーパー"なプレーを見せた。47分にフランクフルトのMFジェジソン・フェルナンデスが2枚目のイエローカードで退場して数的不利に陥った、その5分後だった。

 フランクフルトのGKケビン・トラップが、ペナルティーエリア内でフリーになっていたアウクスブルクMFアンドレ・ハーンに対応するために飛び出し、ゴールががら空きになる。すかさずトラップをかわしたハーンがゴール前に出したパスをク・ジャチョルにダイレクトで合わされ万事休す――。かと思った瞬間、長谷部はゴールラインギリギリのところで、頭ではじき返したのである。

 ブンデス公式のツイッターアカウントは、「ゴールを決める人だけがヒーローではない」とコメントを添えて、この長谷部のクリアとともに、シャルケのオマール・マスカレル(対ニュルンベルク戦)、ハノーファーのヴァルデマール・アントン(対ボルシアMG戦)、フライブルクのケビン・シュロッターベック(対ブレーメン戦)のプレーを紹介。
いずれも、GKの後方をカバーして、あわや失点というシーンを間一髪で防いだファインプレーばかりで、4人を"ヒーロー"として称えている。

 フランクフルトは現地時間4月18日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝第2レグで、ポルトガルの強豪ベンフィカを破ってベスト4入りを決めた。長谷部の"ファインプレー"は、今季残りのリーグ戦、そしてEL準決勝のチェルシー戦で、再び見られるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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