「CLは来季の目標となった」ユーベ会長、アッレーグリ監督ともに続投を表明。しかし現地サポーターの想いは…

2019年04月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

アッレーグリの続投をサポーターの約8割が「正しくない」と回答

デリフトに頭で決められ、茫然とするユベントスの選手たち。試合終了のホイッスルが鳴り響いた瞬間、C・ロナウドは芝に座り込み、顔を覆った。 (C) REUTERS/AFLO

 クリスチアーノ・ロナウドの大会通算126点目となるゴールでも、ベスト4には届かなかった。

 ユベントスは現地時間4月16日、チャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝第2レグでアヤックスに1-2で敗れた。2試合合計2-3で大会敗退。準決勝に駒を進めることはできず、9年ぶりにC・ロナウドが不在の準決勝となった。

 イタリア国内で7連覇中のユーベがC・ロナウドを獲得したのは、悲願の欧州制覇を達成するためだ。セリエAでは今季も他を圧倒し、今週末にも8連覇が決まろうとしている。だが、CL敗退により、ユーベとそのファンにとっては喜ばしくないシーズンとなってしまった。

 気になるのは、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督の進退だ。5シーズンでCL決勝に2回進んだ指揮官だが、今回の敗退には、ビッグイヤー獲得には別の指導者が必要との声もあがっている。

 だが、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長は試合後、すぐにアッレーグリ監督の続投を明言した。スポーツ専門チャンネル「Sky Sports」イタリア版によれば、アニェッリ会長は「CLは目標だった。今からは来季の目標となった」とコメント。そのベンチにはアッレーグリ監督が座るのか問われると、「イエスだ」と応じた。
 

「まだ契約は1年残っており、シーズン後には契約(延長)について再び話し合う予定だ。我々には、輝かしい未来を保証してくれるフロントや選手たちもついている」

 さらに、アッレーグリ監督自身も「2日前に会長と会って、残るという決断を伝えた」と、続投の意志を表明。「これから今後の計画を立てるため、クラブと話し合っていく」とすでに来季へと頭を切り替えている。

 ただ、サポーターの意見は違うようだ。イタリアメディア『Sport Mediaset』のアンケートによると、7500人のユーザーのうち、79%がアッレーグリ続投を「正しくない」と評価している。

 来季はアッレーグリにとって6年目、C・ロナウドにとって2年目となる。果たしてこのままで、ユベントスは1996年以来となるビッグイヤーを手にすることができるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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