ブンデス2部の上位対決は酒井高徳所属ハンブルクが土壇場でドロー! リーグ2位を維持

2019年04月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

酒井高徳は81分までプレー。伊藤達哉は出番なし。

酒井高徳は右SBで奮闘。度々右サイドからのクロスで好機を創出したが得点には結びつかず…。 (C) Getty Images

 現地時間4月15日、ブンデスリーガ2部の第29節が行なわれ、現リーグ1位ケルンのホームに2位のハンブルクが乗り込んだ一戦は。1-1で引き分けた。

 ハンブルクに所属する酒井高徳は右SBで先発、伊藤達哉はベンチスタートとなったが、出場はしていない。

 2位に7ポイント差をつけて独走状態に入りつつあるケルンは、その充実ぶりを見せつけるゲームとなった。26分、右からのCKをマルコ・ヘーガーが巧みに頭でそらしたボールを、ドミニク・ドラクスラーがダイレクトで合わせ、1点を先制する。

 出鼻をくじかれたハンブルクは追いつこうと攻勢に出るが、前半はケルンの勢いに押し込まれ、1点リードされた状態で前半を折り返した。

 後半開始早々、酒井は度々前線に顔を出してチャンスを創出。ハンブルクはセットプレーなどでゴール前に迫るが、フィニッシュの精度を欠き、ゴールネットを揺らすことができない。酒井は80分にマニュエル・ウィントツィーマーと交代してピッチを後にしている。

 一方のケルンは74分には守備を1枚増やして守備を固めつつ、80分には"点取り屋"アンソニー・モデストを投入。

 両チームの交代策で試合が動き始めた85分、ハンブルクが右CKに合わせたウィントツィーマーが同点ゴールを決め、試合を振り出しに戻した。

 その後もお互いに一歩も譲らない。ゴール前に迫るプレーを見せながらも、得点は生まれずに終わり、試合は1-1で引き分けている。

 引き分けで1ポイントを獲得した両チーム。第29節を終えてケルンは首位を維持し、勝点を59に伸ばした。2位のハンブルクもひとつ積み上げて勝点52となり、3位のウニオン・ベルリン(勝点49)との差を3ポイントに広げている。だが、自動昇格圏の2位を維持するには、まだ予断は許さない状況だ。

 ハンブルクは次節、4月20日にアウエとホームで対戦。24日にはDFBポカール準決勝でRBライプツィヒと対戦する。10年ぶりの準決勝進出となったこの一戦に勝利すれば、バイエルン対ブレーメンの勝者と決勝で相対することになる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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