【浦和】「入ったな」。殊勲の決勝点を決めたエヴェルトンがゴールを確信した瞬間

2019年04月15日 志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

「どういうボールが来るか想像していた」

エヴェルトンは豪快なシュートを突き刺し、勝利に貢献した。写真:山崎 賢人(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ7節]G大阪 0-1 浦和/4月14日/パナスタ
 
 一進一退の攻防が続くなかで、均衡を破ったのは浦和のエヴェルトンだった。
 
 スコアレスで迎えた87分、右CKでキッカーのマルティノスがゴール前にボールを送ると、相手DFにクリアされたが、こぼれ球をエヴェルトンが拾う。ブラジル人助っ人はダイレクトで右足を振り抜き、アウトサイドにかけたシュートを突き刺した。
 
 試合後、浦和に加入後初ゴールを決めたエヴェルトンは、得点シーンをこう振り返った。
 
「CKで(ボールが)出る前からどういうボールが来るか想像していたので、これは絶対に自分のところに来ると信じて、そのまましっかりと決めることができました。イメージ通りです」
 
 予測による的確なポジショニングでこぼれ球を拾い、右足を一閃。エヴェルトンはシュートについて、「結構、自信ありましたね。ミートした瞬間にこれは入ったなと感じました」と胸を張った。

 さらに、ブラジル人助っ人は来日初ゴールを決め、「このユニホームを着て初ゴールなので、僕にとってはすごく特別なものです。日々の練習が結果につながって嬉しく思います。まだまだ(リーグ戦の)道のりは長いですけど、地に足を付けた状態で、チームのために力をもっと出していければと思います」とさらなる活躍を誓った。
 
 また、浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督も、初得点をきっかけにエヴェルトンがパフォーマンスを向上できると、太鼓判を押した。
 
「エヴェルトンは日本のサッカーにフィットしかけているところだと捉えています。仲間を知る時間も必要でしたから、もう少し彼がフィットするまでは時間がかかるものだと思っています。元々、技術のある選手で努力をするタイプですから、本日このように結果を残すことができたというのは、重要な出来事だったと思います」
 
 まだまだ伸びしろがある26歳のエヴェルトンのプレーには、期待が高まるばかりだ。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

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