知念慶の3戦連続弾で川崎が今季2勝目!敗れた鳥栖は、またも無得点…7試合で1ゴールと極度の得点力不足に

2019年04月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

ロングフィードの競り合いに勝ち、そのまま持ち込んで右足シュート!

強靭なフィジカルを生かして競り合いを制した知念。右足のシュートも強烈かつ正確だった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ7節]鳥栖0-1川崎/4月14日(日)/駅スタ
 
 J1リーグ7節のサガン鳥栖対川崎フロンターレが14日、駅前不動産スタジアムで行なわれ、1-0で川崎が勝点3をモノにした。リーグ3連覇を狙うチャンピオンは、これで今季リーグ2勝目。ようやくエンジンがかかってきた。
 
 鳥栖はイサック・クエンカが2試合連続で先発し、エースのフェルナンド・トーレスが2試合ぶりにベンチ入り。対する川崎は、小林悠と大島僚太が2節・鹿島アントラーズ戦(3月1日)以来となる先発復帰を果たした。
 
 ここまで6試合で1ゴールと得点力不足に悩む鳥栖は、過去6戦とは打って変わって最終ラインを高く上げ、アグレッシブなプレスで相手の攻撃を潰しにかかる。そうして試合の主導権を手繰り寄せると、ボランチの高橋義希が果敢に飛び出してゴールに迫る。38分には三丸拡のクロスに松岡大起が合わせ、あわやゴールかというポスト直撃のヘディングシュートを放った。
 
 一方の川崎はポゼッションで上回り、前線の小林を起点にサイド攻撃で打開を狙う。しかし、鳥栖の守備網に阻まれて思うようにチャンスを作れないまま前半を終えた。

 後半に入ると、そんな流れを一変させるゴールが決まる。殊勲者は、川崎の知念慶だ。後方からのロングフィードを競り合ってキープした背番号20は、そのままフリーでエリア内に持ち込み右足シュートを沈めた。知念はリーグ戦3試合連続ゴールだった。
 
 ビハインドを背負った鳥栖は、61分に小野裕二、71分にF・トーレスとアン・ヨンウを投入する。さらに、クエンカも攻撃のギアを一段上げ、頻繁にボールを呼び込んで糸口を探った。終了間際には三丸の直接FKがポストを叩く惜しいチャンスもあったが、ゴールを奪うまでには至らず。そのまま試合は終了し、0-1で川崎に敗れた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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