「戻ってくれて本当に嬉しかった…」アザール、また“ジダン愛”を強調! 今季終了後のマドリー移籍は待ったなしか

2019年04月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

チェルシー指揮官は諦めムード。

チェルシー在籍7年目のアザールは、マドリーへの移籍願望を公言し続けている。 (C) Getty Images

 やはりベルギーの至宝をチェルシーが引き留めるのは、難しいのかもしれない。

 現地時間4月11日、チェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールは、フランスのラジオ局『RMC』の取材で、今年3月にレアル・マドリーに電撃復帰したジネディーヌ・ジダンへの"愛"を改めて強調した。

 アザールは、マドリーひいてはジダンに対する想いは事あるごとに公にしてきた。幼少期から同じアルジェリア系移民であるフランス代表のレジェンドが憧れの存在だったことを明かし、昨年12月には「ジダンの下でプレーするのが夢であり、マドリーが大好きだ」と公言してもいた。

 そんなブルースの背番号10は、今シーズン終了後に憧れのマドリーへ移籍するという報道が過熱するこのタイミングで、またもジダンへの賛辞を送ったのである。

「僕は今、マドリーの選手ではないけど、ジダンのファンとして、彼がマドリーに戻ってきたことを本当に嬉しく思う。フットボールは彼を必要としているんだ。マドリーにとって間違いなくポジティブなことであり、マドリディスタにとってもそうだ。だが、他のチームには朗報とは言えないだろう。マドリーはジダンとともに多くの勝利を挙げてきたからね。複雑だろう」
 
 そして、気になる自身の去就に関してはこうコメントしている。

「今は将来について話したくないよ。あらゆる噂があるが、シーズンはもう1か月ある。全てが終わった時にヨーロッパリーグで優勝し、チャンピオンズ・リーグ出場権を獲得できれば素晴らしいね。僕らはそこに全力を尽くさなければならない。その後、何が起きるか見てみよう」

 現在チェルシーと2020年6月までの契約を締結しているアザール。その獲得には最低でも移籍金1億ポンド(約140億円)が必要になるとされているが、ジダンの下、来る新シーズンに向けて大刷新を敢行すると目されているマドリーは、選手として最盛期を迎えているこの28歳のアタッカーを引き抜くべく、大枚を叩く覚悟があると言われている。

 チェルシーの指揮官マウリツィオ・サッリも、「もし、エデンが新たな経験をしたいと望むのであれば、チームに残すのはとても難しい」と公言しており、もはやアザールの去就は本人次第という段階に来ていると言っても過言ではない。

 そうした状況で、ジダンを慕う気持ちを改めて公にしたアザールの心の中は、退団に傾いているのかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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