バイエルンに激震! レバンドフスキとコマンが殴り合いの大喧嘩。「紛れもないスキャンダル」はなぜ起きた?

2019年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

ドルトムントとの天王山を制して首位に立ったが…。

大騒動となったレバンドフスキ(左)とコマン(右)の殴り合い。ともに欠かせない戦力だけに遺恨を残さなければよいが……。 (C) Getty Images

 ドイツの絶対王者にまさかの騒動が起きた。

 現地時間4月11日、バイエルン・ミュンヘンに所属するポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキとキングスレー・コマンが、チームの練習中に殴り合いの衝突を起こしたと、ドイツ紙『Bild』をはじめとする複数のメディアが報じて波紋を広げている。

 同紙によれば、11日に行なわれた非公開のチーム練習中において、レバンドフスキが、同じようなミスを繰り返したコマンに対して、「お前は集中力を欠いている」と叱責したことがきっかけで口論に発展。その言い争いは次第にエスカレートして、互いの顔面を殴り合う騒動となったという

 ジェローム・ボアテングやニクラス・ジューレをはじめとした複数の選手が仲裁に入って、騒動は何とか事なきを得た。同紙によれば、ニコ・コバチ監督は二人をそのまま練習に参加させ、フルメニューを消化させたようだ。
 
 バイエルンは、今月6日に行なわれたドルトムントとのブンデスリーガ天王山を5-0で制して首位浮上したものの、その勝点差はわずかに「1」。リーグ7連覇に向けて熾烈なマッチレースが続いている。ゆえにピリピリとした雰囲気が漂い、今回のような騒動が起きてしまったのかもしれない。

 いまだバイエルンはこの件に関して声明を発表していないものの、ドイツ・メディア『Sport』は、「二人は恐らく多額の罰金を科せられるだろう。この騒動は、いかに今のバイエルンが追い込まれているかの証明であり、明らかなスキャンダルだからだ」と綴り、この問題がドイツ王者の苦境を表わすものだとした。

 すでに和解したというレバンドフスキとコマンだが、14日に敵地で行なわれるデュッセルドルフ(ブンデスリーガ第29節)との一戦に揃ってピッチに立つことはあるのだろうか。コバチ監督の起用法が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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