暴言で8試合出場停止のD・コスタは“今世紀2番目”の厳罰に!最も重い処分を受けた元マドリーのDFは?

2019年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

このままアトレティコを去る可能性も

タイトルレースを左右するバルサ戦で28分に一発レッドを食らったD・コスタ(左)。大一番を落とす最大の要因に……。(C)Getty Images

 暴言の代償は、あまりにも大きかった。

 スペイン・サッカー連盟(RFEF)は4月11日、アトレティコ・マドリーのジエゴ・コスタに8試合の出場停止処分を科すと発表した。6日に行なわれたラ・リーガ31節のバルセロナ戦で、判定に抗議した際に主審に暴言を吐いて一発退場となっていた。

 RFEFの競技委員会によると、D・コスタは主審に下品な暴言を吐いたことで4試合、さらに腕を掴んでカードを出すのを妨げようとした行為で4試合が加算され、計8試合という厳しい処分を科されたとのことだ。リーガは31節まで消化しており、残りは7試合。スペイン代表FWは、一足先にシーズンを終えることになる。
 
 スペイン紙『Marca』は、8試合の停止処分が、スペイン・サッカー界において、21世紀に入ってからだと2番目に重い処分だと報じた。2008-09シーズンに当時レアル・マドリーのペペが、ヘタフェ戦でハビエル・カスケーロを蹴り、10試合の停止処分となったのに次ぐ長さだという。

 かつて、元グラナダのダニ・ベニテスが、レアル・マドリー戦で主審の顔にペットボトルを投げつけ、3か月の停止処分を科されたことがあるが、シーズン終盤だったため、実際に出場できなかったのは1試合だけだった。

 なお、スペイン・サッカー史全体では、元サラゴサのホアキン・コルティソがアトレティコ戦で相手選手の足を折り、24試合の停止処分を科されたのが歴代最長という。

 8試合の出場停止が、稀に見る厳罰なのは間違いない。同僚のトーマス・パーテイはこの日、「厳しすぎると思う。処分軽減を願う。彼はチームメイトを助けてくれる選手なんだ」とコメントしている。

 D・コスタは以前からシーズン後の退団も取り沙汰されていた。28分でピッチを去ったバルサとの一戦が、アトレティコでのラストゲームとなる可能性もある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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