「衰え知らずのワールドクラス!」39歳の名手シャビが決めたゴラッソ2発を海外絶賛!

2019年04月12日 サッカーダイジェスト編集部

今季のACL初出場で出色のパフォーマンス!

実に4か月ぶりのスタメン出場となったパフタコール戦で、シャビはアル・サッドの全得点を叩き出してみせた。(C)Getty Images

 日本のヴィッセル神戸でアンドレス・イニエスタとダビド・ビジャが脚光を浴びるなか、かつてバルセロナで黄金期をともに戦った名手がアジアの舞台で光り輝いた。カタールのアル・サッドでプレーする元スペイン代表MF、シャビである。

 4月9日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ第3節、パフタコール(ウズベキスタン)戦。筋肉系の故障で年末からおよそ3か月間の離脱を余儀なくされていた39歳にとっては、これが今季初のACL出場だ。トップ下に入って攻撃のタクトを振ると、目の覚めるような2ゴールを挙げて度肝を抜いた。

 まずは開始6分、右サイドからのグラウンダーパスを中央で待ち受け、豪快にダイレクトで合わせる。強烈なフックがかかった一撃で先制点を挙げた。その後追いつかれるも、16分にふたたびシャビが鮮烈弾をねじ込む。ゴール前20メートルの位置からの直接FK。マジカルな右足を振り抜くと、壁を越えて鋭くドライブがかかったショットが相手ゴールに突き刺さる。どちらのゴラッソも"アラフォー"とはとうてい思えないほどパワフルだった。

 
 このシャビの2ゴールを絶賛したのが、米スポーツ専門チャンネル『Fox Sports』アジア版だ。1点目のダイレクト弾を「見事なまでにコントロールされた美しいショット」と形容し、2点目のFKは「全盛時を彷彿させる破壊力」と称えた。そして、「シャビは衰え知らずのワールドクラスぶりを示した。シーズン終盤に向かうアル・サッドにとって、彼の完全復活は途轍もなく大きな上積みだ」と評している。

 試合は2-2のドローで終了したが、シャビはAFC認定のマン・オブ・ザ・マッチを受賞。老いてますます盛んとは、このキングのことだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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