ブンデス頂上決戦はバイエルンがドルトムントに5発圧勝で首位奪還! レバンドフスキがドッペルパック!

2019年04月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

“デア・クラシカー男”の一撃がチームを加速させる!

同カード5戦連続ゴールと勝負強さを発揮したレバンドフスキ。 (C) Getty Images

 現地時間4月6日、ブンデスリーガ第28節が開催され、バイエルンとドルトムントの首位攻防戦が行なわれた。

 2位バイエルンが本拠地に、勝点2差で首位に立つドルトムントを迎えた伝統の「デア・クラシカー」。今シーズンのマイスターシャーレ(ブンデスリーガのシャーレ)の行方を大きく左右する大一番は、ホームチームが序盤から主導権を握った。

 開始2分足らずで2度も決定機を生み出して相手ゴールを脅かしたバイエルンは、ハイプレスでボールを回収すると、持ち味のスピーディーなパスワークでポゼッションを高めていくと、ドイツの絶対王者は早々に均衡を破る。10分、左からのCKにフンメルスがどんぴしゃのヘディングシュートをゴールに決めた。

 古巣対戦となる元ドイツ代表CBの力強い一撃で先手を取ったバイエルンは、その後も強いプレッシングをかけ続けて試合を支配。すると、主砲が追加点を奪う。

 17分、敵陣深くで、相手CBザガドゥのバックパスをかっさらったレバンドフスキが一気にエリア内に侵入。最後は相手守護神ビュルキを浮き球でかわしてからボレーシュートをねじ込んだ。

 ドルトムント戦5試合連続ゴールとなった"デア・クラシカー男"の活躍で差を広げたバイエルンは、なおも攻勢を強めていく。そして前半終了間際に怒涛のラッシュを決め込む。

 まずは40分、ゴール前の混戦からのこぼれ球をバイタルエリアで拾ったJ・マルティネスが狙いすましたミドルシュートを突き刺す。その3分後にはミュラーのクロスにニャブリがヘディングで合わせてダメ押した。
 
 首位チームを圧倒して前半で大差をつけたバイエルンは、後半も高い集中力を維持。ハイプレスを継続的に行なって、相手を圧倒し続けた。

 骨のある戦いができないまま、後半を迎えたドルトムントは、前半以上にボールを持つ時間帯はできたものの、相手の統率の取れた守りを破る術を見出せず……。62分にゲッツェを投入して攻め手を増やしていったが、効果はなく、いたずらに時間を消費していった。

 かたや相手のボールサイドでのハイプレスを持続し続けて、後半に入ってからも試合の主導権を握ったバイエルンは、終始、余裕のゲーム運びを披露。88分にはレバンドフスキがニャブリのクロスを無人のゴールへ押し込んでトドメを刺した。

 結局、宿敵を5-0で粉砕したバイエルンは、盤石の試合内容で首位奪還。一方、持ち味の攻撃が鳴りを潜め、バイエルンとの頂上決戦を落として2位に後退したドルトムントにとっては、7シーズンぶりのブンデスリーガ制覇に暗雲の立ち込める結果となってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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