お家芸のセットプレー2発で松本が勝利!ポドルスキ不在の神戸はビジャも負傷交代で今後に不安…

2019年04月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

用意周到なセットプレーで松本が2ゴール!一方の神戸は…

完璧なセットプレーで神戸を破った松本。イニエスタ(右)らにボールをつながれたが、劣勢を跳ね返して勝利を掴んだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 松本に今季2勝目をもたらしたのはお家芸のセットプレーだ。
 
 4月6日、J1・6節が各地で行なわれ、アルウィンでは松本が神戸を2-0で下した。
 
 今季初めて主将のルーカス・ポドルスキがベンチ外となるも、アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャの元スペイン代表コンビ、バルセロナ育ちのセルジ・サンペールがスタメンに名を連ねた神戸に対し、松本は序盤から押し込まれる。
 
 そうした劣勢でも"伝家の宝刀"は健在だった。13分、敵陣左サイドでFKを得ると、角度のないところから、宮阪政樹がペナルティエリア内にボールを入れる。インスイングのボールはGK前川黛也とDFの間へ送られると、ニアに飯田真輝が飛び込む。これがGKのブラインドとなり、そのままボールはネットに吸い込まれたのだ。
 
 以降も劣勢に立たされ、守勢に回る時間が多くなった松本。41分にD・ビジャが負傷交代するも、流れは変えられない。
 
 しかし、松本はまたしてもセットプレーからチャンスを得る。43分、ハーフウェーライン付近のFKを橋内優也が意表を突き、ゴール前ではなく左サイドに展開。これを受けた高橋諒はドリブルで仕掛け、ライナー性のクロスをニアに入れる。最後は飯田が飛び込んで2点目を奪った。

 後半も相手のパス回しに苦戦するも、規律の取れた守備で粘り強く対応。前線からのプレスも効果的に機能し、相手に自由を与えない。

 75分に途中出場のウェリントンにネットを揺らされたものの、リードを守り切った松本が4試合ぶりに勝利を挙げた。
 
 一方の神戸は攻撃陣が不発。イニエスタを中心に攻撃を展開したが、セットプレー2発に泣いた。また、右内転筋を痛めたビジャの状態も気になるところ。現段階では怪我の詳細は伝えられていないが、今季加入したばかりですでに3得点を奪っているストライカーの状態は気掛かりだ。欠場したポドルスキも含め、今後に不安を残す一戦となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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